コンテンツ文化論 ネットとコンテンツの関係論

ポケモンGOを少しだけやってみた

2016/09/20

ポケモンGOロゴ今週は「ポケモンGO」で持ちきりだったようだ。TVのニュースなどでも取り上げられ、各地でこれをプレイしている様子が報じられた。

だからもはや知らない人はここを読んでいる人にはいないと思うが、簡単に書いておくと、「外へ出て遊ぶ」スマホゲームだ。

スマホに「ポケモンGO」をインストールして外を歩くと、地図上にポケモンのいる位置が表示され、近くへ行くとスマホのカメラを通してみた実際の風景にポケモンが合成されており、ボールを投げて当てることでポケモンを捕獲することができる。

実をいうと私は「ポケモンGO」の実行環境に不自由だ。愛用のスマホ、ZENFONE Selfieは「ポケモンGO」に非対応。直リンクで「ポケモンGO」のインストールページへ行ってみても「お使いの端末はこのバージョンに対応していません」と表示される。

そこで古いiPhone5を持ち出してみて、そこにインストールしてみた。インストールはできたが、このiPhone5はすでに回線契約を解除していて、外へ出るとネットにつながらない。そこでZENFONE Selfieのテザリングを利用してネットに接続し、1時間足らず外を歩いてみた。

自宅の近くにも数匹のポケモンがおり、それを捕獲することはできた。ただ、今の季節は暑すぎる。すぐに耐えきれなくなり冷房のきいた自宅に戻った。

で、思ったのだが。

たしかに街を歩くとそこにポケモンのキャラクターがおり、それを捕獲したり、捕獲したポケモンを進化させたり、闘わせるというコンセプトは面白い。歩くのは健康にもよいだろうし、電車に乗ったり食事をしたりと経済効果も上がるだろう。しかし、このゲームはすぐに飽きそうだ。

何より登場するキャラクターが「ポケットモンスター」の世界に限られており、すぐに飽きるだろう。何が登場するかわからないというワクワク感に欠ける。進化させたり闘わせたりすると、遊び方も限定されそうだ。

Twitterに流れる情報によると、ポケモンが頻出するのは都会が中心で、田舎ほど出現が少ないそうだ。すると「レアキャラを探して行ったことのない田舎に行く」というような遊び方もできないことになる。

ただ、この「外に出て遊ぶ」ゲームのコンセプトは面白いので、このゲームのエンジンを利用して、「いろいろな遊び方ができる」プラットホームが作られると面白くなるんじゃないかと思う。この場合、プレイヤー側とか、企業や地方自治体が、「自分たちの考えた遊び方ができる」汎用性があることがキモだ。

たとえば、とある過疎の自治体(村)がイベントを仕掛けるとする。たとえば「埋蔵金探し」といったイベントだ。ゲームプラットホームのアプリをインストールした人がその村へ行くと、その村の伝説に登場するさまざまな妖怪のキャラクターが見つけられて、それらと話をしたり闘ったりということができる。そして埋蔵金のヒントを少しずつ探し出したり、同じイベントに参加しているプレイヤーを妨害するために、偽情報を流したりできる。最終的に、期日までに埋蔵金にたどり着いた人たちには賞品が与えられる。と、こんなイメージ。

これを「プラットホームはすでにあるので、そこにキャラやストーリーを載せるだけで低コストにできる」状態にすれば面白いと思うがなぁ。

「ポケモンGO」の開発元は任天堂ではなく、先行する「Ingress」という同様のゲームを開発したアメリカのナイアンティックという会社。そこは案外こういった展開を考えているんじゃないかと思う。

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