平成徒然草

今井絵理子は沖縄問題を語らなければいけないのか?

FireShot Capture 1 - 今井絵理子オフィシャルサイト - http___www.imai-eriko.jp_#profile先の参議院選挙で自民党公認候補として当然した、元SPEEDの今井絵理子氏がやり玉にあがっている。

沖縄出身の今井絵理子、当選直後に基地問題を「これから勉強」「現状わからない」 | ビジネスジャーナル

池上氏が、「つまり沖縄の問題について、立候補して初めて色々考えるようになったということでしょうか?」と質すと、今井氏は「はい、そうですね、はい」と認めた。さらに池上氏が「これから沖縄の問題を考えていく、ってことですね?」と突っ込むと、今井氏は大きくうなずき、「これからきちんと向き合っていきたい、その課題に取り組んでいきたい」とコメントした。

私はこの瞬間をTVで見ていたが、「知らないことは知らない」とはっきり言う彼女の態度にはむしろ好感を持った。

これを問題だという人は「仮にも国会議員たる者は政治全般に確たる知見を持つべき」と考えているのだろう。

だが、今井候補に投票した人は彼女に沖縄問題へのコミットを求めていたのだろうか?

これは参議院の意義にもかかわる問題だが、参議院はよく「衆議院のカーボンコピー」「存在意義がないから一院制のほうがよい」と言われる。

私は衆議院がプロフェッショナル政治家の府であるならば、参議院はアマチュア政治家の府、一市民が政治にコミットできる場であるべきだと思っている。

一市民として今回はじめて政治に参加する人が、政治全般にわたって知識や意見を持っているとは限らない。参議院議員の任期は6年あり解散などもないからその6年をフルに使える。当選してから政治について勉強していくこと、大いにOKである。

今井氏自身が言っているように、彼女は12歳で上京しSPEEDとして芸能界で活躍していたことはよく知られている。沖縄出身であったとしても沖縄問題は身近な問題ではなかったろう。そこに知識や意見がなかったからといって、一市民としての今井氏を責められないはず。だが当選したこの瞬間から彼女はもう一市民ではなく国会議員なのだから、勉強し向き合っていくのは当然だ。彼女の国会議員としての評価は6年後になされればいい。

むしろ今井氏の問題は、自民党の公認候補として比例区で出馬したことのほうが大きい。参議院が衆議院のカーボンコピーといわれるのは、同じように政党政治に染まっていることも大きな問題だ。一市民として発言し、政党の誤りを正す参議院議員が多いほうが参議院の意義が高まる。

なのに今井氏は自民党に担がれ、その知名度を利用されて、他の比例候補をも当選させる効果を発揮した。さらに自民党議員として「雑巾がけからはじめる」などと言っている。バカな。「私の票で党に大きな貢献をしたでしょ。私の言うことも聞きなさいよ」と言ってかまわないのに。

なお、私は参議院においては議員は一生のうち一期6年だけつとめられるように法規制すべきだと思っている。政治プロフェッショナル化を許さないためだ。常に一市民が参加できる政治の場であってほしいからだ。もっとも、その法案がたとえ出されたとしても参議院を通過することはあるまいが。

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