コンテンツ評論 ネットコンテンツ評

「仮面ライダーアマゾンズ」をみた

maxresdefaultAmazonプライムビデオのオリジナル制作特撮ドラマ。

なるほど、Amazonだから「仮面ライダーアマゾン」をモチーフにしたドラマを持ってきたか。

もっとも、オリジナルの「仮面ライダーアマゾン」とはまったく別のオリジナルストーリー。
雰囲気は平成仮面ライダーのわりと初期の感じだろうか。

平成ライダーの「仮面ライダー同士が闘う」というモチーフもちゃんと含まれている。

この作品世界における「アマゾン」とは、どうやら一企業が開発した人工生命体のようである。(詳しい説明はない)
その「アマゾン」は普段は人間の姿をしているが、それは腕輪から抑制剤が供給されているからで、それが切れるとさまざまな生物をモチーフにした怪人に変化する。(らしい)
「アマゾン」は人間を襲い、食らうという特性を持っているようだ。

これら「怪人サイド」のアマゾンに対して、二人の「仮面ライダーアマゾンズ」が存在する。
元アマゾン研究員の鷹山仁と、開発企業本部長の養子水沢悠がそれぞれベルトを使って変身する。
「野生と養殖」と当初宣伝されていたが、最終回でその違いが明かされた。(未見の人のためにネタバレはしない)

2年前の事故で街に逃げ出して人間のふりをして暮らしている4千のアマゾン実験体を、ひとつひとつ見つけ出して駆除している傭兵集団(開発企業の下請け)と、ふたりの「仮面ライダーアマゾンズ」を中心にストーリーは進む。

ただ、いきなり4千人もの人間に擬態したアマゾンが出現した街が一見平穏な様子を保っている様子だとか、そもそものアマゾン開発の目的など、不明な事柄が多すぎる気がする。

ヒーローが単純なヒーローではないダークファンタジー風な世界はまあいいとして、ヒーローの掘り下げはもうひとつだったような気がする。鷹山仁、水沢悠それぞれのキャラクターも薄い。

それよりも何よりも、Amazonプライムビデオという新しいメディアを使うのに、なぜ手垢のついた「仮面ライダー」を持ち込むのか?
「原作 石ノ森章太郎」というクレジットは何だ?生きている間に書き残した遺稿でも原作だというのか? 東映-石ノ森プロの利権の産物か?

特撮ヒーローものならば、アメコミ原作のハリウッド映画に匹敵する「世界に売れる」コンテンツを作るのが、国境を越えて展開しているAmazonプライムビデオの役割じゃないのかねぇ?

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