平成徒然草

青山繁晴氏の参院選出馬に思う

img_mainまあ、ちょっとビックリした。

民間シンクタンク「独立総合研究所」社長で作家でもある青山繁春氏の参院選出馬表明である。

関西テレビの夕方のニュース番組で週イチコメンテーターとして舌鋒するどいコーナーを展開していたので、関西方面では知名度が高い人物だろう。

私も、さまざまな部分で意見は食い違うものの、氏独特の考え方と他のコメンテーターとは違う情報力に期待して、欠かさず見ていた視聴者のひとりである。

昨日、大阪で出馬表明の記者会見をしたらしい。その一端が産経新聞のサイトに掲載されている。

【2016参院選 青山氏出馬会見詳報(上)】「1期しかやらない」「献金一切受け取らない」「拉致被害者高齢化、決心に」 - 産経WEST
【2016参院選 青山氏出馬会見詳報(下)】「落ちてもいい」「私たちの憲法を」「今の政党政治は同じ穴のムジナ」- 産経WEST

また、自身のブログにも決意のメッセージが載せられている。

根の一本はこれです|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road 

私が嫌だと思うのは、これが安倍首相からの出馬要請を受けて自民党からの出馬となることだ。
共同通信の政治記者として政界を見続けてきた経験を持つ青山氏のことだから、それなりの計算があってのことだと思うが、私は嫌だ。

出馬会見の記事からいくつか発言を拾ってみる。

「1期しかやりません。(…) 最大で1期6年しかやらない。政治は本来、ボランティア。政治が職業になってしまっている。こういうことを直すためには、1期だけの政治家がいてもいいんじゃないか」

これは私の意見と一致している。参議院は基本一期のみ、アマチュア政治家の府であるべきだ。衆議院と参議院の違いがなくなっているのは、両方とも職業政治家の府になってしまっているからだ。参議院議員は一生のうちで一期、6年間だけ勤めることができる、とすべきだと、このブログのどこかにも昔書いたことがある。

「政治献金について、(…)個人も団体も、一切、一円も受け取らない。政治がやれるのかとなるかもしれないが、やれますよ」

やれるでしょう。政治資金というが、政策立案のための費用ではない。次の選挙に当選するための工作資金にすぎない。そんなカネに政党交付金というかたちで税金を投入するのは間違いだと思う。次の選挙に出馬しないとなれば、秘書の給与も政務活動費も報酬とは別に出ているのだ。できないはずはない。できれば当選の暁には、自民党から政党交付金を受け取らないと、青山氏には宣言してほしい。

--消費増税については、自民党の公約や政策とずれる
「僕は何も変えない。会見がきっかけで公認が出ないなら、それでもやむを得ない、それでもいい。しかし、公認が出ないからといって、それまでの主張を変えるような人が政治家になること自体、おかしい」

冒頭で「既得権益を打ち壊したい」と言っているとおり、自民党の中に入っても従来通りの主張は変えず、頑固に自説を説いて回る気のようである。
「侍ジャイアンツ」で巨人軍の腹を食い破ってやる、と宣言した番場蛮のように。
しかしながら巨大与党に対して、いかにバイタリティーあふれる青山氏でも自民党を変えるところまではいかないと思うんだがなあ。

無所属で出馬し、当選した後で自民党に入党してほしかった。それなら応援したかもしれない。今からでも公認を断るわけにはいかないのか。

期待はする。だが、投票はしない。私は自民党の不支持者だから、自民党の票を増やしたくない。

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