コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

「傍観者」ということ

炎上したMBS山中真アナのツイート(現在は削除)

炎上したMBS山中真アナのツイート(現在は削除)

熊本地震が起きたことにより、ネット上でさまざまな批判、炎上などが起こっているらしい。

毎日放送(MBS)の山中真アナウンサーも報道のために現地に入っているらしいが、現地から行なったツイートが炎上している。

MBS毎日放送・山中真アナ 熊本の被災地で食料を調達か 非難の声続出! #熊本地震 - NAVER まとめ

要するに、現地では食料が手に入りにくいという趣旨のツイートで、ようやく手に入れた弁当の写真を載せたところ、「被災者の食い物を横取りしたのか」とか「報道クルーは食料も全部持ち込むのが当然」とかいうツイートが殺到したという話である。

これなんか、過剰反応じゃないかと私などは思う。

被災者の方が「私たちも食料が足りないので出来るだけ譲ってください」というならわかる。だが、推測するに多くは傍観者のツイートだろう。

他に、関西テレビのクルーがガソリンスタンドで割り込み給油をした、という事実があったりするので火に油を注いだような気もする。たしかに割り込みなど不正な入手方法はよくない。

だが、普通に列に並んで手に入れたとしたらそこまで批判を受けるべき事実だろうか? 報道関係者だって食わねばいけないのである。一日二日ならともかく長期の取材で全食料を持ち込むのは不可能だ。「そこまでして全国のメディアがこぞって報道する必要があるのか?」という議論はあるだろうが、また別の問題だ。

さらに、この時期に芸能人がアップしたブログやツイートなどをめぐって炎上が続いているとも聞く。

熊本地震後の芸能人のSNS投稿 「不謹慎」の指摘めぐりネットで議論 - ライブドアニュース

まるで第二次世界大戦中の「この非常時に何を不謹慎な!」という隣組のような感じの介入だ。九州以外は普通に生活しているんだよ。いつもの日常であっても問題ないじゃないか。なぜ「不謹慎だ」とか「KYだ」とか言われねばならないのだろう。また、芸能人にとってはブログなどもある意味「お仕事」の一環なので、楽しげな記事をあげて何が悪いのか、と思う。

こういう批判をする人たちもおそらく、被災者やその関係者というよりは「傍観者」ではないかなぁ、という気がする。

傍観者だから、そっと見守っていようよ。あなたがこの時期だけは普段の営みを少しだけ控えているのは問題ないが、誰も彼もあなたと同じようにしなくちゃいけないという理由はない。

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