コンテンツ評論 テレビ番組評

「ナオミとカナコ」をみた

ナオミトカナミコ広末涼子と内田有紀という元アイドル女優ふたりのダブル主演作。

内田有紀がDV夫に悩む主婦で、広末涼子がその親友のキャリアウーマン。
ふたりしてDV夫を殺して完全犯罪をたくらむというサスペンス。

その夫殺しを持ちかけるのが、当事者の妻ではなくてその親友だというのが、どうも不自然な気がする。DV夫とうり二つの男と知り合ったことによって替え玉を思いつくのだが、犯罪計画がどうも雑で素人くさい。

元アイドルふたりの演技も昔に比べれば相当上達したが、このドラマは脇役で持っていると思う。主に三人。

ひとりは、後半ふたりを追い詰めるDV夫の姉役の吉田羊。視点が犯罪者側においてあるせいか、とっても怖い女。刑事や検事をやった時よりもずっと緊張感のある演技だ。

さらにDV夫と、その夫にうり二つの中国人を演じた佐藤隆太。二役を効果的に演じ分けているだけでなく、DV夫の陰湿さを描き出しているところが、どっちかというとカラッとした役の多い佐藤には新しい挑戦だったような気がする。

そして特筆すべきは、結果的にふたりに協力する中国人女社長役の高畑淳子。最初登場した時はいかにも絵に描いたような中国人で爆笑ものだったが、その怪しさはまさに「怪演」というにふさわしい。

その他、DV夫の同僚銀行員役の近藤公園とか、認知症の老婦人役の富司純子なんかもいい味を出している。

-コンテンツ評論, テレビ番組評
-, , , ,