コンテンツ評論 テレビ番組評

「赤めだか」をみた

akamedakaTBS系で年末スペシャルとして放映された単発ドラマ。

今「もっともチケットのとれない落語家」であるらしい立川談春の自伝を原作として前座時代を描く。
談春役に嵐の二宮和也、師匠の立川談志役にビートたけし。

関西人である私には落語といえば上方落語だから、江戸落語の立川流になじみはない。
立川談春も、「半沢直樹」「下町ロケット」で俳優として知ったくらいだ。

従来型の落語の育成システムというのは、相撲部屋のそれに似ている。
内弟子として住み込ませて生活の面倒を見、一人前になるまで稽古をつけていく。
ただし内弟子には一定の年限があるようで、このあたりは「ちりとてちん」で詳細に描かれていた。

それに対して立川談志が打ち立てた落語立川流はむしろ華道や茶道のような「家元制度」をとった。
内弟子にはせず弟子には親の援助を受けて自立させ、反対に月謝(上納金?)として金をとる。

弟子にしたら金をとられた上に雑用までさせられるということで、割に合わないような気もする。

ビートたけしが立川談志を演じているのだが、特に談志をまねているわけでもなくビートたけしのまま演じている。
私くらいの年齢なら、なじみがないとは言っても立川談志の風貌や口調はよく知っているので、変にまねられても違和感がある。どうせ違和感があるなら「ビートたけしが立川談志を演じている違和感」のほうがいい。

たけしは、口は悪いが意外と弟子のことを暖かくみている談志の人柄を表現するのに成功していたようだ。

単発ドラマでなければ出来ないだろう、豪華すぎるキャスティングもこのドラマの魅力だった。
それと、意表をつくようで的確な選曲も素晴らしかった。

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