コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「アンダルシア~女神の報復~」をみた

2015/12/29

アンダルシア 女神の報復 スタンダード・エディション [DVD]連続ドラマにもなった「外交官黒田康作」シリーズの映画第二弾にして完結篇。織田裕二が外務省の「邦人テロ対策室」に所属する外交官を演じる。ヒロインは黒木メイサ。

「踊る大捜査線」シリーズでは、絶妙な軽さとユーモラスさを持つ青島刑事を演じた織田クンであるが、この黒田康作はひたすら無愛想でカッコつける男である。外交官という職名から感じる愛想の良さは微塵もない。

前2作ではあまり感じなかったが、どうもこれは「日本版007」を目指したのではないかと思う。

黒田はとにかく自分の判断でのみ行動する。日本政府の意向にすら従わない。特に何の指令も受けていないのに事件に介入していって、自分の判断で不審な事柄を洗い出し、国際テロ組織の資金源となっている取引を摘発させるキッカケを作る。

国境をものともせず行動するヒーロー、自分の判断と行動力だけを頼りにして闘う孤高のヒーロー。そうしたイメージを抱くのだが、スパイがそもそも存在しない日本では、外交官が一番当てはめやすい職名だったのかなぁ、と想像する。しかし、現実の外交官とは全然乖離したイメージであるのは、まぁスパイでもそうなんだろうが。

日本は国際派のヒーローが作りにくい国なんだろうなあ。

映画第一作の「アマルフィ」からは戸田恵梨香が、連続ドラマからは鹿賀丈史が登場して過去作との連続性を保ってるが、別にストーリー上のかかわりはない。伊藤英明が警視庁からインターボールに出向している警察官を演じているが、インターボールは現場捜査するような組織じゃないはずだ。思わず「ルパン三世の銭形警部か!」とツッコんでしまったよ。

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