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「サイド・エフェクト」をみた

サイド・エフェクト [DVD]精神科医を主人公にしたサスペンス。

日本では精神科への通院とか、心理カウンセリングというと、けっこう大変なことに感じてしまうが、アメリカではごく普通のことのようで、アメリカ映画にはよく出てくる。

これは西欧全般のことではなくアメリカ特有のことのようで、この映画の主人公である英国人精神科医も、仕事の機会を求めて英国からアメリカに渡ってきたという台詞がある。

(以下ストーリーのネタバレあり)

この精神科医は、若い女の患者を診ることになり、鬱病と診断する。
しかし常時使っている薬は彼女に合わず、患者のいうとおりに発売されたばかりの新薬を投与することにする。
この薬は患者に合ったようだが、かわりに夢遊病の症状があらわれる。

「サイド・エフェクト」とは副作用のこと。

この患者は、ある日夢遊病のまま夫を刺し殺し、そのまま眠ってしまう。
目が覚めた彼女は夫を殺したことを一切覚えていない、と証言し、裁判では無罪になり措置入院を命じられた。

かわりに精神科医は非難の嵐にさらされる。仕事はおじゃんになり、家族にも逃げられる。
だが、彼は患者の様子に違和感を覚えていた。

で、どうなったかというと、実は巧妙に考えられた完全犯罪だったのですな。
鬱病もうそ、副作用の夢遊病もうそ。詐病。

それだけでなく、新薬の評判を落として製薬会社の株価を操作する狙いもあった。

この患者を演じるルーニー・マーラの演技が抜群。
鬱病に苦しむ様子を見れば、迫真の様子に信じざるをえない。

精神科医とはこういうものなのか、患者が嘘をつけば簡単に間違った結論に導かれてしまう?

そのことに気づいたものの、一事不再理の原則から無罪は覆らない。
さて精神科医の反撃はどうなったのか?

地味な映画ですが、面白かったですよ。

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