コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「しあわせのかおり」をみた

しあわせのかおり [レンタル落ち]もうすっかりお馴染みになったFireTV stick+Amazonプライムビデオで視聴。

「しあわせシリーズ第2弾」というわけではない。「しあわせのパン」と関連もない。

舞台は金沢。小さな中華料理屋を営む中国人料理人の王さんに藤竜也。その王さんの料理を見込んでデパートに出店してもらおうとかけあうシングルマザーのデパート社員貴子に中谷美紀。このふたりを中心にした物語。

貴子は王さんの店に通ううちに、仕事を忘れて王さんの料理に夢中になる。そうした時に王さんが脳梗塞で倒れ、店を続けていくのが難しくなる。貴子はデパートを辞め、王さんに弟子入りをする。弟子としての修業を続けていくうちに起きた食中毒騒ぎで意気消沈した貴子に、王さんは自分の恩人のためのパーティの料理づくりを任せることにする。

っていうのが主なストーリー。だけど、何かと説明不足に映画は進む。

たとえば貴子が王さんの弟子入りを志願する理由。王さんが倒れてその料理が食べられなくなった貴子は、食材を買い込み自分でその味を再現してみる。だけど、その味は娘にダメ出しをされるほどできがよくない。と、次のシーンでは貴子は王さんを訪ねて弟子入りを志願し「もう仕事は辞めてきた」というのだ。

娘を抱えたシングルマザー。当面店も営業できないから王さんからの給料もなし。スーパーでのパート仕事で生計を立てないといけない。いちおう安定していたデパートでの仕事を捨てるほどの覚悟がどうやって彼女の中で育っていったのか? 料理人だった父の思い出という以外に、特に描かれていない。

王さんが貴子にパーティの料理を任せると告げた後、ふたりはなぜか中国に行く。上海から王さんの故郷である紹興の町へ行く。何をしに行ったのか、説明は全然ない。パーティで出す紹興酒を仕入れに行った、とか何とか語られたらまだ納得できるが、なぜそんな大事なタイミングでふたりが中国旅行をするのか、見ていて全然わからなかった。

ただ、わたし的にはこの紹興のシーンはよかった。もう20年くらい前になるだろうか。紹興酒の製造現場を撮影しに、紹興へ行ったことがあるからだ。水郷の町紹興の風景は、個人的に懐かしかった。

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