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「#デザイナーベイビー」をみた

デザイナーベイビー「デザイナーベイビー」とは、Wikipediaによると「受精卵の段階で遺伝子操作を行なうことによって、親が望む外見や体力・知力等を持たせた子供の総称。親がその子供の特徴をまるでデザインするかのようであるためそう呼ばれる」だそうである。

NHKの火曜10時のドラマ枠で、主演は黒木メイサ。

黒木は推理力や交渉力にたけた刑事の役なのだが、なんと妊娠中。「おめでた刑事」というわけだ。(あまちゃんファンならわかる)もともと黒木メイサといえば、日本人ばなれした(ブラジル系アメリカ人の血の入ったクォーターだそうである)容貌で、クールビューティタイプの女優として知られていた。それが、今回は大きなお腹を抱えて新生児誘拐事件の捜査に加わる。マスコミだって取材しているだろうし、現場では目立っただろうし、「警察は妊婦を捜査現場で使うのか?」と叩かれたんじゃないかなぁ。

ただし、黒木演じる速水刑事は相当優秀。捜査本部とは違った視点で事件に隠された真相をあぶり出す。その真相とは、誘拐された女児ノゾミは「白血病に苦しむ兄を救うためにデザイナーベイビーとして遺伝子操作で作られた」ということだった。

いかに医学が進歩したからといって、人間が人間の生命を自らが望むようにデザインしていいのか? という問いかけがこの物語の基調にある。ちなみに原作者は産婦人科医でもある。

物語は、安直にその答えを出さない。たとえば、遺伝子操作の目的のひとつとして父親が苦しむ遺伝病が娘に発現する可能性を抑えるため、という目的が後から明らかにされる。遺伝子が原因で起こる病気の多くが、受精卵の遺伝子操作で解決できる可能性のあることも語られる。

よく食品などで「この製品には遺伝子操作された○○を使っていません」という但し書きを見かけるが、遺伝子操作というものは絶対的悪ではないのだ、という可能性も示されている。

遺伝子操作について考えるきっかけになればいいのではないだろうか?

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