映画・DVD評(邦画)

「崖の上のポニョ」をみた

2010/12/11

ほんとに遅ればせながら、ポニョを見た。

宮崎アニメは、なかなかわかりにくい世界であることが多いが、これもそうだ。

ファンタジーなので、あまり整合性をとやかく言うのもどうかと思うが…。

特に、気になったのはポニョの造形。
これまでの作品に比べて、なんとなく「ラフい」という気がする。

ポニョは、魚、半漁人、女の子と三形態に変化するのだが、完全に人間の女の子として描かれる場合を除いて、どうも?マークが点灯する。

もともとの形態ですら、魚には見えない。例の大橋のぞみと藤岡藤巻の唄で「ぽーにょ、ぽーにょ、ぽにょ、さかなのこ」というのが耳についていなかったら、「なんじゃこら?」だろう。老人ホームの会話の中で「人面魚」という言葉があったが、世に言う人面魚ですらもっと魚だ。

たとえば「千と千尋の…」では、圧倒的な数のクリーチャーがそれぞれ独特の造形で登場してきたわけで、それに比べれば実に寂しい。他に登場するものも、ほとんどは実在、あるいは古代の海洋生物そのものであって、目新しい造形はないようだし。

こうした造形の妙は、宮崎アニメのひとつのすぐれた特長だったと思うので残念だ。

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