コンテンツ評論 テレビ番組評

「#まれ 横浜編第二期」

2015/09/26

mare

一子との間で行なわれたコンピニスイーツ対決

週半ばであるが「まれ」の横浜編が今日の回を持って終わり、希は「マシェリシュシュ」を辞職して能登へ戻ることになったので、一区切り。

横浜編第一期の終わりに、希は幼なじみの圭太と約束をし、圭太の年季が明けるまでの2年半会わずにいようということで、一気に時間が飛んだ。

先輩陶子がホテルのシェフになって退店すると同時に、希はシェフ大悟の指名を受けてスーシェフ(二番手)となる。キャリア約3年でのスーシェフは未熟すぎるような気もするが、大悟はスーシェフにさほどの腕を求めておらず、自らのチーフアシスタントであればいいのだろう。

そして圭太との約束の日、希は後輩の指導で遅れそうになるが、能登へ駆けつける。と、そのまま圭太は親方でもある祖父弥太郎のもとへ希を連れていき、いきなり「希と結婚させてくれ」というのである。すったんもんだのあげく、希は圭太と別居のまま結婚することを選び、婚姻届を出す。

ここで希の性格設定がよくわからなくなる。希は「地道にコツコツ」が信条で、メモ好き計画好き。横浜編の最初では人生計画表を作って周囲に披露していた。その後、計画より早くスーシェフにもなり、結婚することにもなるが、一切計画表を修正した気配がない。どころか、このあたりから実に行き当たりばったりな生き方に変わる。

第二期で一番面白かったのは、第16週。能登での親友一子が突然「マシェリシュシュ」を批判するブロガーとなって現れ、広告代理店やコンビニチェーンを巻き込んでイベントがらみでコンビニスイーツ作り対決に発展する。一子は夢を追って東京に出てきたが実らずにキャバクラ嬢として生計を立てる一方で、なぜかスイーツブロガーとして有名になっていたという設定だ。

夢をまっすぐに追いかけてきた希と、夢に見放されてもしがみつく一子の対決、そして和解はそれなりにひとつの見ものになっていた。ただ、一子の人生が雑に描かれていすぎる。名作といわれる朝ドラは脇役もそれなりの人生を生きている。一子の軌跡も折に触れてもっとじっくり描かれていれば、と思うのだ。

そして希は、弥太郎が脳梗塞で倒れ圭太もまた疲労困憊していることを知ると、パティシエ修業を中断して能登に戻り圭太を支える決心をする。能登で何をするのか希のイメージもよくわからない。正直いってこの時点でそういう決意をするならば、結婚の時点でもっと考えるべきことはあっただろうと思うのだが。

とりあえず、能登に戻った希を見守ろうと思う。残り放送時間は約2ヶ月もある。

-コンテンツ評論, テレビ番組評
-, , , ,