コンテンツ評論 テレビ番組評

「かもしれない女優たち」をみた

w600c-e_1729713バカリズムといえば「素敵な選TAXI」で連ドラ脚本家デビューし、才能を発揮している芸人。

そのバカリズムが主演級女優3人の「あったかもしれない人生」を描く1時間半の単発ドラマ。
という触れ込みに乗せられてみたんだが。

結果からいうと、イマイチ面白くはなかったな。

竹内結子、真木よう子、水川あさみという人選は悪くない、と思う。

シナリオを書くにあたって3人に取材し、それぞれの転機や「もしブレイクしていなかったら」を聞き出して執筆したというのだけど。

結果的に一番面白かったのは、その人生じゃなくて最後に3人一堂に会しての口喧嘩のシーンだった。
主演級の女優が三つどもえで全力の口喧嘩をする、これはたしかに他のドラマや映画では見られないだろう。
でも、シチュエーションとか台詞というより、演者3人の役者魂のように感じたし、バカリズムの手柄とも思えない。

あまり企画にとらわれずに、フリーに書いたほうがよかったのかも。

いまだにわからないのは、真木よう子や水川あさみの(売れなかった過去で)「竹内結子さんに会ったことありますか?」というような台詞が入ること。
つまり、この世界では竹内結子だけ売れている女優だ、という設定だと思ったのだ。(実際、竹内がドラマ主演をしているような挿入シーンあったし)

ところが、後に出会う竹内結子は芸能事務所のスカウトを断り、編集者の仕事をしている。
どういう時間軸なのか? いまだにわからない。 3人それぞれの時間軸があって、微妙にズレながら交錯する、という構成を考えていたのかな?
最終的に軌道修正が入って、わけがわからなくなったのかな?

同じように編集者の竹内結子が取材しているシーンで店に水川あさみの色紙が飾ってある、というシーンもあった。

「選TAXI」の時でもそうだったが、時間軸をうまく操った作品を書くバカリズムのことだから、もっと違うまとめ方を最初は考えていたのかもしれない。

今回は残念だったが、次回作も期待はしておこう。

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