コンテンツ文化論 ネットとコンテンツの関係論

広瀬すず炎上問題におけるネットの「不寛容」

FOSTER Management Office|Artists17歳の女優、広瀬すずがネットで叩かれている。

もともとは「とんねるずのみなさんのおかげでした」のゲスト出演でした発言が、スタッフ軽視だという意見がTwitterを中心に出回ったことによる。

広瀬すずが裏方軽視発言謝罪、「食わず嫌い」のトークで炎上状態に。 - エキサイトニュース

広瀬は18日に放送されたバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の人気企画「食わず嫌い王決定戦」に出演。照明や音声スタッフ、スケジュール管理といった現場で働く人たちについて「どうして生まれてから大人になったときに照明さんになろうと思ったんだろう?」「なんで自分の人生を女優さんの声を録ることに懸けてるんだろう?」「きっと大人になって年齢重ねると共に本当に棒を…声を録るだけでいいの?」「どうして大人になってからいろいろ算数を使ってスケジュールを決めようと思ったんだろう?」などと発言した。

17歳の少女の素朴な疑問のようにも聞こえる。

私はその番組を見ていなかったのだが、さすが現代、YouTubeでいつでも見ることができる。
炎上のきっかけとなった部分だけを切り取った動画もあるが、下記の動画は公式のもののようなので、すぐ削除されることはないだろう。
https://youtu.be/ygEjfpYzb5U?t=741

別にスタッフを軽視したとか、蔑視した発言とは思えない。どっちかというと、その後の木梨憲武のツッコミのほうが気になった。

映像関係のプロが集まるネット上の某所でも「この子の声はもう録らなくていいらしい」とかたたき合いが始まったので、気になった。
いい大人たちが、17歳の女の子の発言に何をいきり立っているんだろう?

スタッフの立場からすると、表方・裏方の違いこそあれ、ひとつの作品を作る仲間としては同志である。
出役がそこに立たなくて何に照明を当てる? 誰の声を録る?

広瀬すずは女優としての経験も浅く、スタッフそれぞれの仕事の重要性について理解できていないのかもしれない。
しかし、誰に言われるともなくスタッフの仕事に興味を持ったことは事実だろう。
たしかに、その言い方などに少し配慮が欠けていたかもしれないが、マネージャーに教え込まれたような優等生的発言をするよりは、彼女自身の感想で自分の言葉として発したことはいいと思う。

17歳という年齢を考えると、別に問題とすべき内容ではない。
だが、おそらく二次情報だけを見て叩く人が多いのだろう。炎上したようだ。

同じようなことは、ドローン少年の「ノエル」君のニュースの時にもあった。

表面情報だけを見て「これは許せない」という発言。発言した本人にとってはさほどの覚悟もない軽い発言なのかもしれないが、それが連鎖するといわゆる炎上に至る。

TwitterやFBなどネットで気軽に発言ができるようになってから、この手の炎上が激増した。その背景にはなにがしか「不寛容」な世間の風潮を感じる。

とにかく表面的な情報だけをみて「許せない」ととりあえず手軽な場所に発言する風潮。これは決していいとは思えない。

やるならせめて、「この発言はどう思う?」と議論を誘うような表現にした上で自分の意見を言うようにすべきではないだろうか。

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