コンテンツ評論 テレビ番組評

「She」をみた

She_-_フジテレビフジテレビのいわゆる「土ドラ」の新バージョン第一弾。

25分番組の全5回という新しいフォーマットを試している。
いつもいつもテレビドラマといえば、1時間(正確には54分)の10ないし11回というフォーマットが正しいとは思わない。
それはたんに番組をパッケージで売りたいという局側の勝手な要望であって、コンテンツによっては水増し感が漂うし、反対に描き足りない作品も出てくる。だから、この挑戦は「買い」である。

ドラマの内容としては高校を舞台として、失踪したひとりの女子高生の謎をクラスメートたちが追うという「スクールサスペンス」。

手持ちカメラの不安定感をベースとした映像づくりは、決して目新しいものではないが、コンテンツの内容とよくマッチしていた。

何より、新しいフォーマットにマッチした内容だったな、と思う。おそらくこのドラマを1時間×11回でやったら間延びしてしまっていただろう。
コンテンツとフォーマットが合致すること。これはテレビドラマの新しい課題だと思う。

松岡茉優の初主演作ということになっている。たしかに松岡演じる西澤涼子の出番が一番多いが、基本が群像劇なので、たしかに主人公であったという実感はあまりない。
逆に、初主演ということで固くなっていたんじゃないかと思う。

すごく頭の回転の早い子だけにいろいろと考えることが多すぎて、ちょっと萎縮していた感があった。

今もっとも旬な若手女優のひとりということで今後は主演の機会も与えられると思うが、あまり深く考えないでのびのび演じることを心がけてほしい。

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