コンテンツ評論 テレビ番組評

「玉川区役所 OF THE DEAD」をみた

story_01_1テレビ東京系の深夜ドラマ。

ゾンビが日本の日常生活に普通に存在するようになった、そんな世界を描く。ただし、このゾンビ、動きはのろく、力も弱く、一般市民の脅威にはあまりなっていないようだ。

ゾンビとは本来死人が蘇ったものだが、この世界のゾンビというのは一種の病気の末期症状であるようだ。どうも伝染病で、性病のような伝染経路もあるらしい。

そういうゾンビが街をうろつくので、区役所に特別福祉課なるゾンビ対策部署ができている。といっても、ゾンビがうろついているという通報があると出動して、ガムテープでぐるぐる巻きにしてしかるべきセンターへ送るだけ。ゾンビとは言わず、お役所用語として「死なないご遺体」と呼んでいたりする。

主人公は、その特別福祉課につとめる青年だ。「銀二貫」に続く主演。

ヒロインは子供の頃ゾンビに両親を殺されたせいでゾンビを異常に敵視する特別福祉課の同僚。これは広瀬アリスが演じている。

設定や人物造形はけっこう面白い。ただ、話が進むにつれて、だんだん単調に感じてきた。あまり脅威ではなかったゾンビが進化して、運動能力の高いゾンビがあらわれたり、感染してからゾンビ化するまでの期間が短くなったりする。そこに何かの陰謀を感じたりするのだが、結局はなんだかうやむやに終わった。

ただ、これはそういう視点でみるドラマではないのだろう。そういう意味では、主人公周辺の出来事よりも、ゾンビが普通に存在する社会でどんな現象が起こるか、もっと描いてほしかったような気がする。

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