コンテンツ評論 テレビ番組評

「若者たち2014」をみた

若者たち2014 - フジテレビなんと1966年のドラマ「若者たち」のリメイクだという。

オリジナル版には田中邦衛とか橋爪功が若者として出演していたわけだから、隔世の感。
私自身、この年にはまだそんなドラマを見るような年齢に達していなかった。

オリジナル版と同じく、四男一女の5人兄弟を中心に、恋愛、結婚、不倫、そして若者の生き方を描く…はずなのだが、すさまじく「昭和」なのだ、このドラマ。

第一話を見て、思わず時代背景を確認してしまったほど古めかしさが漂っている。設定はたしかに2014年。
しかし、5人兄弟が生活している家ではちゃぶ台を囲んで食事をするし、大道具全部昭和っぽく作られている。
途中、土管や建築資材が置かれている広場で長男と次男が殴り合いの喧嘩をするシーンがあるのだが、もはやそんな広場はドラえもんの世界にしか登場しない。あっても、厳重に閉鎖されて部外者は容易に侵入できないはずだ。

加えて、5人兄弟のテンションの高さ。妻夫木聡の長男はやたらと「理屈じゃねえんだよ」と熱く語るし、瑛太の次男とはしょっちゅう殴り合いの喧嘩。

どうやら、現代の若者たちの実像を描こうという気は制作者サイドにこれっぽっちもないようだ。昭和な時代に育った制作者たちが、自分たちの青春時代を懐かしんで、それを現代に置き換えようとしている様子。

私も、昭和な時代に若者として過ごしたクチなので、理解はできますが…。今の若者たちがこれをどうとらえたのか、聞いてみたいものである。

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