「となり町戦争」をみた

12月 22, 2007 on 11:10 am | In 映画・DVD評(邦画) |

原作は小説すばる新人賞の受賞作だそうだ。

となり町戦争

「舞坂町はとなり町の森見町と戦争をします」と、伝えられる。
日常の市民生活は別に何の変わりもなく続けられている。
どこで戦闘が行なわれているのか、普通の市民にはまったくわからない。
ただ、戦死者の知らせがローカル新聞の隅っこに小さく報じられている。

まあ、シュールな状況といえるのかな。
こうした奇妙な戦争の中で、主人公である会社員(江口洋介)は町役場への呼び出しを受け、偵察要員として招集される。
戦争は、町議会の決定を受けて町の事業として行なわれているらしい。
その戦争を推進する町役場職員(原田知世)と知り合い、後には偵察業務ということで同棲することになる。

主人公の中でだんだんこの奇妙な戦争がリアルに感じられるようになっていく過程が、淡々と描かれる。
平和ボケした日本人に日常的な戦争というものがどのように受け取られるのか、という面白さを狙っているのだろうが。
ただ、結局はこの中で男女の恋愛模様で締めくくっていくのは、せっかくのテーマをスポイルしてはいないか?

原田知世の女性町役場職員が、たとえば男性であったら、と考えてみる。
これは結構面白いんじゃないかな? おそらくはディスカッションがはじまるのだろう。
ちょっと原作を読んでみたくなった。

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