映画・DVD評(邦画)

「手紙」をみた

2010/12/12

いまは若手女優花ざかりといわれるけれど、なんといっても注目は「エリカ様」だろう。

昨今の騒動はおいといても、彼女くらい演技力とスター性の両方をかいま見せるコは他にはいない。アイドルの中で一頭地を抜いている。

手紙 スタンダード版

その沢尻エリカ出演作品。罪と償い、そして絆といった、けっこう重いテーマを扱った青春ものである。

強盗殺人で服役中の兄を持った青年直貴を山田孝之が演じる。彼は大学進学をあきらめ工場で働く身だが、中学時代からの友だちと漫才コンビを組んで、お笑い芸人になる夢を持っている。

ちょっとこのあたりでひっかかる感じがあった。普段の暗い表情と、お笑いに打ち込む時のギャップを山田が演じ切れていない感じがしたのだ。

で沢尻エリカであるが、そんな直貴に思いを寄せる少女由美子。関西弁がやや奇異な感じはしたが、うまく演じている感じはある。ただ、直貴と関わることで彼女自身も変貌をとげていくのだが、そのあたりの描写が十分とはいえない。直貴の抱えるテーマのほうが重大でそちらを描く方に力点が置かれているのだが、エリカ主体に見るファンは物足りなかろう。

正直な話、テーマが重すぎてうまくそれを活写しきれていない感じがある。特にエンドの処理にはちょっと不満が残っている。

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