コンテンツの育て方

生協の白石さん

2011/01/07

インターネットから既存メディアへの、コンテンツのなだれ込み現象が止まらない。

今度は「生協の白石さん」が本になって発売される。
「生協の白石さん」とは、東京農工大の生協に勤める一職員だが、生協店舗に学生たちが意見・要望を寄せる「一言カード」への返事を担当している。学生たちのふざけた質問にも、丁寧にウィットに富んだ返答を寄せる、ということで注目された。その一問一答がネットに紹介され、爆発的な人気が出たというわけだ。

その問答集はとても面白いが、代表的なサイトでごらんいただきたい。
がんばれ、生協の白石さん
他にも、ググってみればいくらでも出てくると思う。

その白石さんの問答集が11月に本となって発売されるわけだ。
私が見るところ、たぶん次クールでどこかのテレビ局がドラマ化するべく、準備を進めているのではないか?

「電車男」の場合は映画が先行したが、「生協の白石さん」はドラマ化の方が早いと思う。というのは、一話完結に適していると思うからだ。

「電車男」には一応ストーリーがあるが、「生協の白石さん」には別にストーリーがあるわけではない。が、その分自由に作り込める余地もあるわけで、一話完結の1クールドラマには適しているのではないか?

勝手に内容を予想してみる

舞台はどこかの大学(東京農工大を模しては、ドラマの範囲が狭まるので、総合大学になると思う)の生協店舗。ここに勤める白石さんが、学生の寄せる一言カードにウィットに富んだ返答を寄せる、のは事実のとおり。ドラマとしては、学生がなぜそんな一言カードを寄せたのか、という興味で展開する。

たとえば、白石さんの問答集にこんなのがある。

>Q.もういやだ。死にたい
>
>A.生協という字は「生きる」「協力する」という字を使います。
>だからといって、何がどうだという事もございません。
>このように、人間は他人の生死に関し、
>呆れる程、無力で無関心なものです。
>本人にとっては深刻な問題なのに、何だか悔しいじゃないですか。
>生き続けて、見返しましょう!(白石)

たとえば、この学生に何があったのか、を焦点にドラマ化する。

一言カードを寄せた学生とその周辺には、人気の出つつある若手俳優を毎回ゲストに迎える。若手だから、ギャラも安い。

これに対する白石さんの対応は、返答を返すばかりではなく、学生たちを陰から優しく見守ることになる。時にはさりげなく彼らの悩みが解決するように協力したり、生協の扱うさまざまな商品を通してさりげなく解決のヒントを与えたり、といった展開となる。

一方、白石さん本人の周辺にも日常のドラマがある。たとえば、彼自身の恋や悩みといったことが、問答とオーバーラップして「なるほど、こういう訳でこんな返答になったのか」と思わせるような展開だ。

実在の白石さんは36歳の男性だそうだが、ドラマの白石さんはもう少し若い方がいいだろう。私のイメージするのは、ズバリ草なぎ剛である。(なぎの字が出ない)

どうです? 意外とドラマになりそうでしょ。

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