ネットとコンテンツの関係論 プロ野球雑感

メディア・リッチ/コンテンツ・プアー

2011/01/07

USENの社長が横浜ベイスターズの獲得に意欲を示した、とのニュース。
野球の試合というのは得難いコンテンツだ、というような言明もあった。

IT企業ってのは、要するに配信技術の構築であったり、収益のシステムを作り上げることにはたけている。でも、コンテンツに関する考え方というのは「売れそうなコンテンツがあったら、買え」しかないんだろうね。

IT企業が日本経済の一番アクティブな部分を握っている間は、日本のコンテンツ生産能力の総和が増えるような気がしない。

コンテンツというのは、要するに人間だからねえ。一朝一夕には育たない。
IT企業のトップというのは、そんなことに時間をかけるくらいなら、既存のものを買収することしか考えないような人たちばかりだから。

このままでは、コンテンツを配信するチャンネルばかり増えるものの、そこに流れるコンテンツは既存のものの焼き直し、魅力の薄いものばかりになってしまうよ。つまり、メディア・リッチ/コンテンツ・プアーだ。

現に、インターネット上の映像配信サービスのプログラムを見ると、これで金を取るのかと言いたくなるような、お寒いコンテンツばかりである。

育てるのではなく、買うのだというスタイルに徹底するなら、たとえばアジア中から有望なコンテンツクリエーターを日本に引き抜いてきて、日本のプロデューサーとコラボレーションするくらいのことを考えてほしいものだ。

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