映画・DVD評(洋画)

「ナショナルトレジャー」をみた

2011/01/05

ナショナルトレジャー、人民の宝、というのが昨今のアメリカをめぐる状況からすると皮肉にも聞こえる、アメリカ独立時に隠されたフリーメイソンの宝を探す冒険。

Story
ジェリー・ブラッカイマー製作、ニコラス・ケイジ主演のトレジャーハントムービー。太古の昔から存在した伝説の秘宝が1779年の独立戦争の激化と共にその痕跡を絶つ。合衆国独立宣言書に封印された秘宝の謎に、歴史学...(詳細こちら

ディズニー映画である。アクションもばりばりなのに、不思議と人が死なない(最後の方で悪党の一人が縦穴に落ちて行方不明になるが、死んだところは見せない)し、主人公が妙に道徳的なあたりにこだわるのはそのせいだろうか。

十字軍が持ち帰り、フリーメイソンが蓄えた膨大な宝のありかが、合衆国の独立宣言書の裏に見えない地図として記されていると知った主人公ベン(ニコラス・ケイジ)は、資金提供者で裏社会の大物イアン(ジョン・ボイト)に裏切られる。
イアンが独立宣言書を盗むのを阻止するため、ベンは先にそれを盗むことにする。

突然、ここからスパイ大作戦風の盗みのテクニックを発揮しはじめるベン。イアンと違って、彼は素人のはずなのだが。ちょっと盗みがうますぎやしないか。

ひょんなことで行動を共にすることになった公文書館の職員、美人学者アビゲイルと共に、ベンはフリーメイソンの宝の秘密を解き明かしていく。

そもそも、十字軍の持ち帰った宝ということは、結局アラブ世界から盗んだもののはずなんだがなあ。それを人民の宝と呼んでしまうあたりに、アメリカらしさを感じてしまう。

独立宣言書などアメリカ独立時の逸話がたくさん出てくるが、これはたぶんアメリカ人なら学校でいやというほど習った故事のはずだ。だが、こちとら日本人。予備知識があまりないので、そのあたりを楽しめなかったのは残念。

だがサスペンスも十分、子供と一緒に見ても楽しめるアクションという点では、これはなかなか上質のエンターテイメント映画だといえる。

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