テレビ番組評

「たかじんのそこまで言って委員会」について言う

2011/01/05

関東あたりでは放送されてないので、ご存知でない方も多いはずだが、関西では日曜の昼(13:30~15:00)に「たかじんのそこまで言って委員会(よみうりテレビ)」という番組を放送している。

いわゆるトークバラエティというタイプの番組である。
やしきたかじんは本来、情報を記したパネルを指し棒で叩きながら大声を張り上げるという芸風のタレントである。しかし、この番組では委員長という役を与えられ至極まじめに司会に徹している。

副委員長(進行役)によみうりテレビ解説委員(報道局次長でもあるらしい)の辛坊冶朗。この人は日テレ系の朝の番組に出ているからご存知の方も多いだろう。

他に、委員(パネラー)として毎回7名がひな壇に並ぶ。
レギュラーとして出ているのは、評論家宮崎哲弥、弁護士橋下徹、落語家桂ざこばの三氏、あとの四名は週替わりで、よく出てくるゲストとしては政治評論家の三宅久之氏や、元参議院議員の田嶋陽子氏などがいる。

このあたりのメンツは「たけしのTVタックル」などの全国放送の時事トーク番組と共通の感がある。つまり、メンツ自体には関西色は薄い。

この委員たちに、政治から芸能まで時事ネタから「質問」を投げかけ、それをもとにトークが繰り広げられる。テーマによっては、専門家ゲストを呼んで解説を聞くこともある。しかし委員会と題されているだけあって、トークの雰囲気はかなり真面目な感じである。

最近この手のニュースネタトークバラエティは割と定着した感があるが、関西で収録しているせいかこの番組ではゲストの気分が違うようだ。(関東に放送されていないというせいもあるかも)全国放送の他番組ではみられない口の滑り方が見られることがある。

「TVタックル」では時に論争になってうるさいが、「委員会」ではあまり論争にならず、和気藹々とトークが進むことが多い。

このあたり、出演者の配列も大いに影響しているだろう。扇形の「タックル」に対して、「委員会」では出演者がひな壇に並んで同じ方向を向いているせいかも知れない。

ともかく、日曜の昼に聞くにはヘビーな話題も数多いが、それなりに聞きごたえのあるトーク番組ではある。いつもたいした結論は出さないが、いろんな人の意見を聞きたい向きには、時間つぶしには十分だろう。

ただ(毎週やってる番組の宿命だが)このところマンネリ化していることも事実。ここらで委員メンバーの刷新をはかった方がいいのではないか、この番組でしか聞けないような人物の意見を聞きたい気もする。

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