コンテンツの育て方

あなたは映像コンテンツにいくらなら払うか?

2011/01/05

ずっと考え続けているのが、個人で受注ではなく映像コンテンツを制作してそれで生計を立てることができるだろうか、ということである。

たとえば、小説など文章コンテンツを制作して個人で生計を立てることは不可能ではない。そのうち受注ではないもの、といえば、たとえば小説を書いてそれを出版社に持ち込みするようなイメージだろうか。

文章コンテンツとしては、インターネット上でいわゆる情報商材を売っている人々がいる。これが、探してみると意外と多いのだ。基本的にはノウハウものがほとんどである。値段は非常に高い。1万円程度から高いものは10万くらいするものもある。

音楽であったり、写真といったコンテンツを作っている人たちには、ストック・ライブラリーというエージェンシーが存在する。作品を預かり、使用する人たちとの仲介をする。基本的には、使用されるたびに著作権使用料が入る、というロイヤリティ・ビジネスになる。

映像分野は、このストック系のエージェンシーが比較的未発達だ。いずれにせよ、素材レベルでしか取引はない。完成している映像作品がどこかに使われて、ロイヤリティが支払われる、というようなことはあまり聞かない。

プロバイダー系のビデオ・オン・デマンドサービスが開始されているから、そこで個人作品を放映させるということはありえなくない。コンテンツ不足ということもあり、発表の場、としてはいずれ確実に開放されると思うが、まず収入源にはなるまい

というのは、結局視聴者がなかなか映像作品にペイをしたがらないからだ。私も、実は某プロバイダのVOD実験サービス(セットトップボックスなどは全部プロバイダ持ち)に登録しているが、ついぞ料金を支払ったことがない。

たいしたコンテンツがないこともあるが、結局金を払って映画以外の映像コンテンツを見る、という習慣がないからだろう。たぶん、そこに無名の映像作家の作品があっても、金を払ってまで見ないと思うのだ。

難しいところだが、何かビジネスモデルがないだろうか、と考え続けている。

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