映像文化を語ってみる

ペイテレビってどんなんかなぁ

2011/01/05

まいど、ITmedia+D Blogの西正氏のブログを読んでいる。
(このブログ、とにかくITmedia+D Blogの中で一番コメントを呼んでいるブログだ。もう2ちゃんねる的掲示板状態で、コメンターどうしが西氏もまじえて議論している。ある意味、ブログの常識を超えた状態)

今回西氏は、従来のNHK改革慎重論から視点を変えて「NHKは大化けするかも(年内最後のNHK論)」というエントリを投稿してきた。

NHKにとって考えてみたら、ちょっとだけ長い目で見たら、スクランブル化は大化けのきっかけになるかもしれないという話。
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ペイテレビとなったNHKは弱まるかもと心配していたが、ペイテレビになってしまうなら、「NHKの番組とは」という今の先入観を変える必要がある。ペイテレビ事業者の目標は、加入件数の増加に尽きる。日本では既存のペイテレビ組は劣勢なので、NHKがペイテレビになった姿を想像するなら、海外の大手ペイテレビの方が参考になる。
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番組もゴージャスになっていくだろう。巨大ペイテレビの番組ラインナップは、誰もがお金を払いたくなるようなもので一杯になる。そうしなければ潰れてしまう。
(…)
つまり、今、NHKの心配をするのは要らぬお節介なのかもしれない。いずれディズニーも超えるメディア・コングロマリットが目指されていく。「頑張れ、頑張れ」だ。世界中にNHKのコンテンツが流れていくのだろう。

これは一種の皮肉と考える必要がある。

つまり、西氏の言いたいことは「NHKをペイテレビ化すれば、結局は拡大路線を歩んで、巨大メディア・コングロマリット化を目指すしかなくなる。それでいいんですか?」ということだろう。

それは、間に挟まれて下記の一文が存在することでもわかる。

とすると、10年もすれば昔のことは「歴史のお勉強」になるから、「公共的な番組」なんて話はどこかに飛んで行ってしまってもおかしくない。それを責めるのも変だ。

私は、NHKは税金で運営される公共放送(西氏の別のエントリによると、国営放送というらしい)と、ペイテレビに分割した方がいい、という案なのだが。(ただ、そんなに深く考えたわけではない。単なる素人案である)

ペイテレビといっても、たとえばNHKのどの番組を見るのでも、NHK全体に視聴料を支払う必要があるというのは、私は感心しない。

できれば番組単位で視聴料を支払うというのが理想だ
たとえば「NHKニュース」を見たい人は、月○○円の視聴料を払うことでどの時間帯の「NHKニュース」でも視聴できるが、大河ドラマを見るためには別の視聴料を支払う必要がある、ということだ。

技術的に可能かどうかはわからないのだが、こうすれば番組ごとの支持・不支持がはっきりする。もちろん、後日DVD化やネット配信での収入も考えに入れる必要があるが、不採算なら番組続行は不可能になる。

不採算でも続けなければならないと考えられる放送は、分割する公共放送(国営放送)に組み入れればいい、という意見である。

これが技術的に不可能であるとすれば、NHKを縦に分割してふたつ以上のペイテレビを作るという方法も考えられる。競合相手があることで、自然とどちらが支持を集めるか、という競争になる。単なる拡大路線よりは、コンテンツの質が問われることになる、というのは素人考えにすぎるだろうか。

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