コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

録画視聴率

2013/04/23

75992_digit_2気になった記事。

『八重の桜』綾瀬はるかもひと安心? VRが今秋から「録画視聴率」調査を開始 - リアルライブ

ビデオ・リサーチ(以下VR)が、今秋から『録画視聴率』調査を本格的に始めるべく準備を進めている。

「(…)近頃は視聴率が地上波とブルーレイなどの録画率に“拡散”され、録画にもっていかれた分、地上波の数字が激減していた。正確な数字がつかめなくなっているのが実態です」(大手広告代理店社員)

たしかに、これだけ録画デバイスが普及しているというのに、録画視聴率が無視されていることには違和感を覚えていた。

なぜ『録画視聴率』はこれまで無視されたのか。
「録画だとCMが飛ばされる可能性大で、スポンサーにとっては、どれだけの視聴者がCMを見ているかつかみづらい調査リポートとなる。だから、多くのスポンサーは、そうした調査を“信用できない”として不要論を主張してきた。しかし、録画でも相当数の視聴者がいるとわかったいま、スポンサーもできるだけ正確な視聴率を把握したがっています」(広告業界事情通)

そもそもこれは、録画だとCMスキップという手段があるがゆえに、民放各社が明らかにしたがらなかった、というほうが正しいと思う。

民放が成立した時には、一般家庭に録画の手段はなかった。その時代のビジネスモデルをいまだに民放が守りたいと思っているからだ。
以前、民放連の会長だったか「ビデオデッキにCMスキップのボタンがあることには著作権侵害の疑いがある」という馬鹿な発言をしたというのが、それを物語っている。

時計の針は元には戻らない。だから、ビジネスモデルのほうを時代に合わせるしかないのだ。
それでなくても公共財である電波を独占して事業をやっているのだから、まるで時代が自分たちに合わせないのが悪い、というような態度はやめてほしい。

願わくば、この録画視聴率調査が民放の圧力でつぶされたり、無視されたりすることのないように願いたいものだ。

《追記》
こんな記事もあった。

フジ『最高の離婚』、“実際の”視聴率は2倍? 正確な視聴率調査が行われないワケ | ビジネスジャーナル

この中では「リサーチ評論家(なにそれ?)」という人物が視聴率調査の裏側について語っている。

 

 

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