映画・DVD評(洋画)

「リバーワールド」をみた

2011/01/05

フィリップ・ホセ・ファーマーはアメリカのSF作家である。どっちかというと、一流半といった感じで、そんなにビッグネームというわけではない。

実を言えば私は大学生時代SFファンであった。
そのおかげで、結構さまざまな作家のSF作品を読んだもので、この映画の原作である「リバーワールド」シリーズも読んだ。
といっても、あまり細かいところは覚えていないのだが。

ただ、ネアンデルタール人から22世紀に地球を訪れた宇宙人まで、ありとあらゆる死人が復活している巨大な世界「リバーワールド」のイメージだけは覚えている。

Story
『アイ,ロボット』の監督、アレックス・プロヤス製作総指揮によるSFムービー。宇宙飛行士・ジェフは、スペースシャトルでの飛行中に事故に遭い、命を落とす。しかし、彼はさまざまな時代の人間が存在する謎の惑星で...(詳細こちら


正直言って、私のように原作を読んだことのある人間でないと、いきなり冒頭からつまづきそうな感じだ。

主人公は原作では英国の冒険家で「千夜一夜物語」の編者でもあるリチャード・バートンだったが、映画では2009年のスペースシャトルのパイロットに変更されている。

いきなり海岸に、全裸の男女が大勢上がってくる。海岸には何かの缶がたくさん落ちており、その中に着るものが入っている。上がってきた人間たちはお互いになぜかコミュニケーションはできるのだが、ローマ時代の皇帝ネロやら、第二次世界大戦時に捕虜収容所に入れられていたポーランド人やら、生きていた時代も人種もバラバラだった。しかも、老年まで生きた人も若いときの姿で復活しているのだった。

どうです。ここでもうダメな人は駄目そうでしょ。
作為ありあり、不自然ありありの状態で物語ははじまる。

この不自然な世界がどうして出来たのか、誰が人類を復活させたのか、わからんままに物語が進んでいって、捕虜になったり、脱出したり、ふたたびつかまって、敵を倒して、そしてなぜかミシシッピ川を行き来していた外輪蒸気船を模した船が出航する。ここまでで、映画はエンド。言っとくけど、謎は全然解明されていない。続編を待て、的エンド

たぶん、テレビの連ドラを一本の映画に再編集したのかもしれない。というのは、見せ場見せ場で不自然なフェードアウトがあるから。

私としては、リバーワールドの由来でもある大河が、ああいう峡谷の川のイメージじゃなかったんだよね。だから、ちょっと残念。

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