コンテンツ評論 テレビ番組評

「最高の離婚」をみた

結婚・離婚を扱ったラブコメディという、私には苦手なジャンルだが、今クール一番面白いドラマだったのではないだろうか?

「最高の離婚」というタイトルが何を意味するのかよくわからないが、このドラマの面白味は「グダグダ感」だと思う。

瑛太と尾野真千子の夫婦は、真反対の性格どおし。夫は神経質で潔癖症、妻は大雑把でいい加減。その夫婦が衝突し、離婚届けを出してしまうことから話ははじまる。

離婚したといっても、物事はスムーズに進まない。まさに、グダグダとした感じに蛇行潜行していく。そこに、真木よう子演じる夫の学生時代の元カノ、そして綾野剛が演じるその夫がからんできて、あっちによそ見したり、こっちに戻ったり、ドロドロでもサバサバでもなく、グダグタに輪をかける。

4人の主要登場人物が、どいつをとってもヘンな人間で、会話の噛み合わせもグダグダ、それがまた変なおかしみをかもしだしていた。

4人の役者のうち、誰が一番目立っていたかというと、真木よう子だろう。一番ふつうに見える役なのだが、いい加減な夫に嫌気がさして突然故郷の青森弁でまくし立てる演技など、鬼気迫るものがあった。見る作品ごとに違う顔をみせる、なかなか食えない女優に成長している気がする。

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