映画・DVD評(洋画)

「セブン」をみた

2011/01/05

原作殺人というタイプのミステリーがある。
小説や映画をなぞって、そのストーリーを追いかけるかたちで殺人事件が起こる。

この「セブン」も、広い意味での原作殺人だろうか。
ひとつの出典が設定されているわけではないが、キリスト教神学の"七つの大罪"になぞらえた殺人事件の捜査を追う話であって、ダンテの「神曲」とか「カンタベリー物語」などの本も登場する。

Story
キリスト教の“7つの大罪”になぞらえた猟奇殺人事件を追う2人の刑事の姿を描いたサイコサスペンス。B・ピットとM・フリーマンのコンビが渋い演技で、刑事としての苦悩や悲劇、人間としての生き方を見せていく。...(詳細こちら


サマセット(フリーマン)は定年間近の老刑事。新たに赴任してきたミルズ刑事(ブラピ)と一緒に、連続猟奇殺人に取り組むことになる。

最初の殺人は、肥満した男に食べ物を無理やり食べさせるというもの。そして、次の殺人は荒稼ぎで知られる弁護士。それぞれ、「大食」「強欲」という文字が記されていた…。

名優モーガン・フリーマンのいぶし銀の演技がいい。長年さまざまな犯罪を見つめ続けて疲れきりつつも、事件の真実を見つめ続けるベテラン刑事を見事に演じている。

犯人の狙いは、殺人で七つの大罪を告発し、己れの説教を完成させること。すなわち、七人を殺すまでは殺人をやめることはない。とのサマセットの読みにもかかわらず、五つの殺人を終えたところで、犯人は自首してくる。最後のふたりはどうなるのか。

事件の最後は衝撃の結末を迎える。これは見ていただくしかない。

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