コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

デジタル失業

21901_jobless気になった記事。

10年後、税理士や事務、営業などはなくなる? デジタル失業の時代が到来(ビジネスジャーナル) - 経済 - livedoor ニュース

 これまでは「テクノロジーは起業と雇用を生む」と考えられてきたが、テクノロジーは起業を生み出すものの、雇用は生み出さないどころか、奪おうとしてしまうのだ。

労働者が機械との競争に勝つためには、「コンピュータが得意としない学問を勉強することだ。コンピュータは創造性やイノベーションには長けていない。少ない人手で済む生産的な経済の到来に備え、社会や政府も、教育や政策を今から検討すべきだ。未来は刻々と近づいている。しかも非常に速いペースで」

ははぁ。未来が非常に速いペースで近づいていますか。「いやいや、私たちのような映像クリエーターには関係ないでしょ。独創性は機械には出せないものだし」とおっしゃる、アナタ。

想像してみてください。(ビブリア風)

高度なAIを搭載したビデオカメラがある。
このカメラの中には、さまざまな広告・広報ビデオのテンプレートが内蔵されている。
で、AIアシストモードに設定すると、カメラが次に何を撮るべきか、すべて指示してくれるのだ。
「もっと被写体からカメラを離してください」
「画面が暗すぎます。被写体を明るい場所に移動させるか、もっと照明を当ててください」
などと撮影者に指示を出し、次から次へと撮影をこなしていく。
もちろん非常に高性能な手ぶれ防止機能があるので、手持ちでも画面は静止している。

そうやって撮影が終わったら、カメラの中で(PCのソフトと連携してでもいいが)自動的に編集され、音楽までついてしまう。
ナレーションは、テキストデータを読み込ませると、音声合成されて、人間が読んでいるのと変わらないようなナレーションがついてしまう。

オプションを購入すると、かっこいいCGタイトルとかも導入することができる。

もちろん、それが経験を積んだ映像クリエーターが作ったものと同じクォリティとは言わない。
だけど、一般のクライアントが「まあ、コストが安ければこれでもいいか」と思う程度のものはそこで完結してしまうのだ。

こういうものが実現したら、仕事がなくなるとは思いませんか?

※これが夢物語でないことは、2年前に書いた次の記事を参照してほしい。
ビデオカメラが撮影・編集をアシストする? | 映像職人"舞"録゛

実はもう実現している。

AIじゃなくて人間が操作しているビデオカメラだけど。

 

-コンテンツの育て方, コンテンツ文化論