コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

コンテンツ労働

気になった記事。

峯岸みなみの「丸刈り動画」についての対話 ――田口ランディ+橘川幸夫 - ガジェット通信

橘川
「コンテンツ労働」の問題って言ったけど、これは、80年代ぐらいから社会の問題として潜伏していたことなんだ。例えば、テレビのADというのは、ものすごい劣悪な条件で仕事している。テレビ局の社員は高給なのに。それでも仕事を続けるのは、その仕事が面白いし、タレントに会えるから。アニメーターも同じ。アニメの制作の仕事に携われるならと、ひどい条件で仕事している。出版なんかも、昔からそうかも知れない。雇う側は何と言うかというと「文句あるなら、やめていいんだよ、やりたい人はいくらでもいるから」と言うんだ。AKB48などのアイドルという仕事も同じような構造なのではないかと思う。

仕事として面白いし、会社員の仕事よりはやりがいも見いだせる、だから劣悪な労働条件でも働く若者たち。

昔っから、こういう話はある。実際、私がCM制作会社のぺーぺーだった時にも、そういうことを言う先輩がいた。

でもなぁ。それが日本のコンテンツ産業をダメにしている一面もあるよ。若い間はそれなりに頑張れるが、ある日ふっと気がつくんだ。その先に未来がないことを。
で、辞めていく人がたくさんいる。でも、すかさず新しい人が入ってきて、穴埋めはなされるんだね。

橘川
まず、テレビとか出版社とか、中心が権力握って全体をコントロールする構造を変えなければダメだと思うな。同時に、コンテンツやる人間が自分でやれることをやること。インターネットで行われていることは、その構造との戦いみたいなもの。

たとえば、クラウド・ファンディングみたいな資金調達の仕組み、インターネットを利用するなどハードルの低い発表媒体、そして仲間づくりのシステムが揃えば、コンテンツ労働をクリエーター自身の手に取り戻せるのだろうか?

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