コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

音楽を海外に売る気のない日本

気になった記事。

韓国の悪いところを指摘するよりも 日本は音楽開国しアジア音楽共同体を作るべき  ――☆Taku Takahashi氏(m-flo)インタビュー【前編】|『週刊ダイヤモンド』特別レポート|ダイヤモンド・オンライン

――なぜ、海外が大事なのか。

日本国内の売り上げだけでは、(音楽産業が)食べていけなくなっているからです。

これは本当に難しい。自分の同世代で(音楽家として)アーティストをやり続けている人は、ほとんどいなくなりました。私は本当にラッキーなほうで、しかも好きなスタイルの音楽をやり続けられている。今の日本では、好きなことをやってちゃんとマネタイズ(収益化)できるのは極めて難しい。そして、このままだと、今うまくいってるものですら、内需だけで成功するのは難しくなっていくでしょう。

日本の音楽業界の悪いところをズバリ指摘である。

さらに。

韓国は「海外に出るしかないよね」と追い詰められた分、外需拡大を徹底して取り組んできました。まずは日本向けに音楽をローカライズ(現地化)したのですが、その最初が女性シンガーのBOAさんの頃から始まったんだと思います。また、韓国アイドルには帰国子女が多く、アメリカの音楽が好きな人達が、それを消化した作品をどんどん海外に発信している。しかも、日本だけじゃなく、他のアジアにも進出しないといけないと考えています。日本人アーティストがアジアへのローカライゼーション(現地化)を意識しているのは今のところ、ほとんど見たことがありません。

こういう動きを韓国では国が後押ししていると聞く。

日本では、傍観しているか、むしろ邪魔をしているケースが多いのではないだろうか。

文化的価値と経済的価値を両立させつつ、日本のコンテンツを海外に売り、それをもって日本の(技術的には)すぐれたコンテンツ生産を成長産業に仕向ける政策はないものか。

自民党の政治が戻ってきたが、アベノミクスの三本柱のうち「成長戦略」には具体性が欠けると評されている。ぜひとも「コンテンツ庁」を作って、各省に分かれているコンテンツ行政を統合し、かつ成長産業に押し上げる政策的バックアップをしてほしい。

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