映画・DVD評(洋画)

「サハラ~死の砂漠を脱出せよ」をみた

2011/01/05

クライブ・カッスラーの小説に登場するダーク・ピットという男は、およそ弱点の見つからないスーパー・ヒーローだ。

潜水や水中調査のエキスパートで、各種の武器や乗り物の操作に精通していて、格闘すれば敵はいないし、おまけにどんな窮地に陥っても必ず生きて帰ってきてしまうという無茶苦茶強い生命力の持ち主だ。
あえて弱点を探すとすれば、女に惚れっぽいことか。007のジェームス・ボンドばりに女にもてるというのも、腹立たしいかぎりであるが。

Story
クライブ・カッスラーのベストセラー小説を、マシュー・マコノヒーとペネロペ・クルスの2大スター共演で映画したアクションアドベンチャー。世界に埋もれた秘宝を探し出す冒険家、ダーク・ピットが幻の財宝と共に消...(詳細こちら


この映画は、まさに原作であるダーク・ピットシリーズの雰囲気をよく再現している。カッスラー作品の読者であれば、アル・ジョルディーノルディ・ガンサンデッカー提督など、おなじみの面々が出てくるたびにニヤリとするはずだ。
もっとも、アルやルディはいいとしても、サンデッカー提督はもっと年寄りのイメージなんだが。

映画ではNUMAは民間の機関というような表現になっていたが、原作ではれっきとした米国の国家機関で、国会の承認により予算をいただくことになっている。予算を削られることがないのは、ダーク・ピットがあまりにも何度も米国あるいは地球そのものを救ってきたからだ。

ダーク・ピットシリーズの特徴として、いつも歴史がらみの宝探し的要素が組み込まれていること。今回は、なぜか南北戦争当時のアメリカの装甲軍艦がサハラ砂漠の真ん中に埋没している、という設定どおり埋もれた軍艦を本当に作ってしまった。このあたりも、カッスラー読者なら、ニヤリとする要素だ。

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