映画・DVD評(洋画)

「インタープリター」をみた

2011/01/05

かれこれ四半世紀くらいパソコンを触っている。最初のパソコンはPC-8001だった。私と同世代のパソコンユーザーなら「インタープリター」と聞いて、BASICというプログラム言語を思い出すだろう。

それはともあれ「インタープリター」の普通の訳は「通訳」。これは国連本部で働く通訳を主人公にしたサスペンス映画なのだ。

Story
ニコール・キッドマンとショーン・ペン共演による愛と感動のサスペンス。悲しい過去を背負う国連通訳のシルヴィアは、マトボ共和国の大統領・ズワーニの暗殺計画を知ってしまったことをきっかけに自らも殺し屋たちか...(詳細こちら


シルビア(ニコール)は国連で英語とクー語というアフリカの言葉の通訳をつとめている。たまたま忘れ物をとりに帰った通訳室で、クー語のささやき声を聞いてしまう。それは、今度国連で演説をする予定の、アフリカ某国の大統領の暗殺を示唆するものだった。

妻を亡くして傷心のケラー(ペン)は、大統領の警護を担当するシークレットサービス。シルビアと接触し暗殺計画の捜査に入る。その捜査線上に浮かんできたのは、シルビアの過酷な生い立ちだった。

謎とテロリズムが交錯する、サスペンスフルな展開はけっこういけるんだが、問題は冒頭でシルビアが聞いたクー語の言葉が納得いく落とし方をされていないことかな。

最初はシルビアが主人公なのだが、だんだんケラーのほうに描写の重点が移ってきて、途中でシルビアが消えてしまう。もちろん、最後でうまくまとめてはいるが、竜頭蛇尾な感じは否めない。

途中で妻を亡くしたケラーと家族を亡くした経験を持つシルビアの心の交流が情緒たっぷりに描かれるが、かえってサスペンスの展開に水をさす感じだった。

通訳という職業は、けっこういろんな小細工のできる存在なので、もっと知的なトリックのある展開なのかと思っていたが、肩すかしだった。

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