平成徒然草

スーパーマンに嫉妬する朝日新聞

2016/09/20

スーパーマンの職業をご存じだろうか。
地球名クラーク・ケントとして、デイリー・プラネット新聞社に勤める新聞記者である、というのはよく知られたところだが、一時期テレビのニュースキャスターをしていた時期もあるらしい。新聞社からの出向だったのかな?

そのクラーク・ケントが、新聞社を辞めたというのがニュースになっている。

東京新聞:スーパーマン 新聞記者辞職 「ジャーナリズムがエンタメに」:国際(TOKYO Web)

 ケントは、同僚の前で「ジャーナリズムがエンターテインメントに成り下がってしまった」と辞職の理由を説明する。

 注目される転職先について、ロブデル氏は「再就職はしない」と述べ、米インターネット新聞「ハフィントン・ポスト」のような現代的なニューメディアを独自で立ち上げ、ニュースを伝えていく予定だとも述べた。

しかも、朝日新聞がコラム「天声人語」でそれに文句をつけたというのだ。

「活動の場ネットに移す」が気に入らず 朝日天声人語がスーパーマンに「クレーム」  : J-CASTニュース

   天声人語筆者は、記者仲間の「変節」にいたく落胆したらしい。(…)

また筆者には、ケントが今後、ジャーナリストとしての活動の場をインターネットに移すとされていることがよほど気に食わない様子だ。「同業の目には無謀と映る」と独自の論理を主張しただけではなく、さらには「空さえ飛べる男が時流に乗るのは道理かもしれない」とスーパーマンの能力を引いてあてこすり、とどめは「ひがみ半分、いわば副業だけに気楽なもんだと思う」。

一方でケントによる新聞批判については、「娯楽だと嘆いたのは場の勢いだろう」と取り合う様子もない。

朝日新聞の人には、クラーク・ケントがなぜ新聞ジャーナリズムに絶望したのか、わかっていないし、わかる気もないらしい。

カンタンに言ってしまえば「主人公の世を忍ぶ仮の姿が新聞記者であること」がカッコよくなくなったから、ケントは新聞社を辞めるのだろう。
スーパーヒーローにはカッコよい仮の姿が必要で、それがかつては新聞記者だった。だが、もはや新聞記者ではカッコよくない、ということだ。

だって、日本でも、かつては「事件記者」のようなジャーナリストを主人公にしたテレビドラマがあったが、最近はとんと見かけない。
「運命の人」が実在の新聞記者をモデルにしていたが、実録ものでカッコよい主人公ではなかった。

なぜ、新聞記者がカッコよくなくなってしまったのか、もう一度新聞社の人はよく考えてみるべきではないだろうか?

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