コンテンツの育て方

音のないファッションショー

2011/01/05

ニュースネタなので、「ものLog」または「かばさんのツッコミどころ」で扱うべきかとも思いましたが、イベントもひとつのコンテンツという考え方で、ここで扱うことにした。

デジタルARENAの記事より
 ソニーは2005年12月2日、東京・六本木のTSUTAYA TOKYO ROPPONGIで無音ファッションショー「THEATER PRODUCTS 2006 S/S catwalk with Sony Walkman@TTR」を開催した。このイベントは、ファッションモデルと観客が新ウォークマンを装着した状態で、ショーが進行するというもの。通常のファッションショーのようにスピーカーから音楽が流れないので、ウォークマンを聴いていな人には“無音”というわけだ。会場には、一般のお客や隣接する喫茶店のお客もおり、“音が聞こえない”中で行われるファッションショーに、「何事か?」と多くの人が足を止めていた。

なるほど、音を出すアイテムであるウォークマンのイベントで、あえて外に音を出さないことによって、かえって目立たせるというやり方か。
この企画、提出する方も、採用する方も勇気が必要だっただろうな。いずれも、広報のプロだとお見受けする。

 ショーでは、レディースモデルとメンズモデルが交互に2度ずつ登場。モデルのウォーキングが始まる前に、モデルの合図で、観客は貸し出された自分のウォークマン内の指定の曲を再生する。モデルも同じウォークマンを持っており、観客とモデルの全員で同じ曲を聞きながらショーが進んでいく。

たまたま行き会わせた人はギョッとしただろう。
まったく無音でファッションショーが行われている、というのは、考えてみれば異様な風景である。

うーん。ただ、合図があったにせよ、各自で操作をするのだから、当然聞いている音にはズレが生じているはず。ウォークマンには無線通信の機能はないから、当然といえば当然だが。

しかし、大勢集まった観衆がそれぞれ少しずつズレた音を聞いている、という図式は、考えてみればイベントとしては異常な感じもする。

しかし、ウォークマンを勝手に持って帰った人はいないのか、そのあたりの管理の仕方はどうしたのか聞いてみたいな。

ちゃんと管理できるんだったら、これはイベントのあり方として成立するような気がする。周囲に大きな音を出して迷惑をかけないでイベントをやることが日常化するならば、周囲を歩く者としては大変にありがたいことだ。

(追記12.06)
このイベントはウォークマンだったが、たとえばiPodを使ってこういうことはできないだろうか。

ポッドキャスティングを使ってイベントの実施日までに、イベント用の音源を配布しておく。イベントに参加したい者は、各自自分のiPodにその音源を転送して、会場に来るのである。

いろいろと応用がききそうだ。

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