コンテンツ評論 テレビ番組評

イモトアヤコのマッターホルン登頂

たまたま後半だけ見たのだったが、見入ってしまった。
「世界の果てまでイッテQ!」のマッターホルン登頂スペシャルである。

特に、素人ながらマッターホルンに挑戦したイモトに感心したわけではない。
風景が美しかったからだ。

ところで、この番組については、登山家の野口健が批判をしている。

マッターホルン登頂をはたしたイモトアヤコさんに野口健さんが苦言!? ヘリで下山に「えっ、ヘリを使っていましたか(笑)」 | ロケットニュース24

もはやタレントの域を超えたチャレンジに、視聴者から絶賛の声があがったのだが、世界的アルピニストの野口健さんは厳しい意見をしめしている。

下山にヘリコプターを利用したことについて、「えっ、ヘリを使っていましたか(笑)」と驚いているようだ。野口さんは次のように自身の考えを述べている。

たしかにイモトはマッターホルンの頂に自力で登った。
しかし、下山時は、ヘリが迎えにきて、吊り上げるかたちでヘリに収容された。

私もたしかに「えっ? 下山はヘリなんだ」と思った。

野口健はTwitterでこう言っているらしい。(前述記事から孫引用)

「個人的な考え方ですが、山登りというものは自力で下山するところまでが山登り」
「彼女の登頂に笑ったのではなく、ヘリを使わなければ下山出来ないような状況でありながらそれでも片道はやるんだねと、テレビはそこまでやるんだね、と苦笑したわけ」(以上、Twitterより引用)

プロの登山家からすると、ヘリを使わなければ下山できないというのは許せないのだろう。
たとえ好天でも、山の天候は急変しやすい。ヘリが近づけないのであれば、遭難の危険性すらある。

でも、そうなんだ。これは登山ではなく、テレビショーだったんだよ、と。

個人的意見をあえて言うと、「イッテQ」という番組の性格上仕方がないのにせよ、これはイモト(ないしは素人のタレント)がやる必然性があったとは思えない。プロの登山ドキュメントであっても、同じように私は見入っただろう。

私は登山家ではなく、カヤッカーなので、これを川に置き換えて考えてみたが、よくわからなかった。
というのは、川下りは一方通行だからだ。山と違って、帰り道がない。

 

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