コンテンツ評論 テレビ番組評

「サマーレスキュー~天空の診療所~」をみた


標高2500mにある山岳診療所を舞台とした、医療もの。

向井理が、それまで登山とは縁がなかった外科医に扮する。
突然、山岳診療所へ赴任を命じられ、医療設備も人手もないそこで医療の原点と相対するという展開である。

向井くん、相変わらず何を演じても、同じだなぁ。
しかし、いきなり登山の素人が2500mまでひとりで登れるものか?

物語は、この診療所の閉鎖をめぐる展開になる。
主人公の外科医が閉鎖を避けようと山を降りていき、運営母体である大学病院で投票させるのだが、結果は閉鎖に決定。
しかし、最終回には、有志の協力で山岳診療所が続いていくというシーンで締めくくられる。

最終回の最後に「山では自己責任」という言葉が登場する。
当然だろう。山は生活圏ではない。多くの登山者は、自分の楽しみのために登る。危険があることも承知のうえのはずだ。

どうしてそこからストーリーを出発しなかったのか、自己責任である山で、それでもそこに医師がいて患者を待つとはどういうことか?
それを議論の原点にすべきだったような気がする。

地方の医療崩壊とは、また全然違うテーマなのだ。

美しい山の風景を織り交ぜて、ドラマを作りたかった意図は十分に感じるのだけどもね。

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