コンテンツ評論 テレビ番組評

「ビューティフルレイン」をみた

 前作で視聴率低迷、番組打ち切りの憂き目をみたフジテレビが、挽回を芦田愛菜に託したドラマ。

芦田愛菜をひとりで育てる父親を演じるのはトヨエツで、この父親が若年性アルツハイマー病にかかって、記憶が失われていく、というのがメインプロット。

基本ホームドラマなのだが、家族が父ひとり娘ひとりなので、実際には拡大した家族として、雇用主の一家や従業員たちが設定されている。

正直、芦田愛菜がうますぎる。もはや子役の域ではなく、子供を演じる女優だろう。

これはほめ言葉ではなく、やはり子供は子供らしいほうがドラマのうえでもいい。最近、子役ブームといわれ、子供メインのキャスティングも増えているが、基本大人の役者がしっかりした芝居をして、そこに子役が華を添えるというのが正しいのではないか。

若年性アルツハイマー病というテーマをとりあげておきながら、カタストロフはない。
トヨエツの父親がどんどん壊れていって、日常生活をまともにおくれなくなって、娘が泣き叫ぶ、といった修羅場は微塵もなかった。
ほんわかホームドラマのまま、エンディングを迎えている。
その先を知りたい気もあるが、フジテレビのことだから半年後くらいにスペシャルで後日談を出してくるのかもしれない。

それにしても、主人公の勤め先が金属加工業だが、その工場はこんなにきれいではないはず。
切削油が飛び散り、金属の切りくずが山積みになっているはずだ。

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