コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

日本のテレビ局にソーシャルTVが作れるのか?

気になった記事。

NHK放送技研公開2012(中村伊知哉) - BLOGOS(ブロゴス)

 浜田博士(注:NHKのひと)がいうHybridcastの特徴は4つにまとめられます。

  • 1 html5
    つまり、BMLを否定するのです。
  • 2 同期合成
    これが融合のキモだということがわかりました。
  • 3 安全安心
    セキュリティ、プライバシーの確保ですね。
  • 4 端末連携
    テレビ、ケータイ、タブレット。マルチスクリーン。

浜田博士、アメリカと日本とでは、どう違うんでしょう? 「アメリカは、知りたいものを自分で検索する。放送コンテンツも通信コンテンツもバラバラに混在。日本は放送局が放送コンテンツも通信コンテンツも自ら組み合わせてプロデュースするスタイルです。」

え? 放送局が放送コンテンツも通信コンテンツもプロデュースする?!

いやいやいやいや。日本の放送局に、それは無理でしょう。だって、放送コンテンツだけでもアップアップしてるじゃないですか。

コンテンツ制作というものには、高度なノウハウが必要である。そして放送コンテンツの制作ノウハウと、通信コンテンツの制作ノウハウはちがうノウハウなのである。

百歩譲って強大なNHKさんにはできたとしても、民放にはとても無理でしょう。

そもそも、電波というものは公共の財産であって、放送局というのはそれを独占的に使用することを許された、特別な企業なのだ。その企業が放送と通信を横断したコンテンツを制作し運用できるとしたら、特権的すぎるのではないか?

私は、放送と制作の分離も、提唱している。それが受け入れられないとしても。
少なくとも放送と通信の融合において、通信コンテンツはオープン化すべきだと思うが?

放送局が恣意的に選んだ特定の企業のみに通信コンテンツを制作させるのではなくて、誰でもその制作に参加できるようにすべきだと思う。

それが、電波という公共の財産を特権的に使用している放送局のあるべき姿ではないのか。

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