コンテンツ評論 テレビ番組評

「踊る大捜査線 THE LAST TV」をみた

「踊る大捜査線」シリーズのTVスペシャル
劇場版映画のプロモーションをかねて、9/1に放映されたもの。
「サラリーマン刑事と最後の難事件」と副題がついている。
そういえば主人公青島は、一般企業の営業マンをやめて警察官に転じたという設定だった。

これで、映画、テレビドラマとも打ち止め、ということらしい。
しかし、なんともくだらない幕切れだなぁ。

たしかに事件捜査もストーリーの一部には含まれているが、おなじみのキャラクターの顔見世と、警察署内のコミカルに誇張された日常を描くことに終始している。「踊る…」ってこんなだったか?

しかし、なんでこれほどにフジテレビは「踊る…」にこだわるのだろうか?

「踊る大捜査線」は、よくも悪くも刑事ドラマにとってひとつの金字塔だと思う。
本庁と所轄の関係、警察署内の人間関係、事件に取り組む刑事の人間性など、多くのパターンを打ち崩し、また築きあげた。

その「踊る…」 の本編がオンエアされたのは、今から15年前のことだ。
要するに、それからフジテレビは新しい刑事ドラマのパターンを作り出せないでいる。
そのあがきが、結局ここまで「踊る…」 を引っ張らせたのだろう。

もはや新しいものを生み出せなくなっている、テレビの悪あがき。
そんなふうにしか見えなかった。

 

 

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