平成徒然草

メディアの視点は東京にしかないのか

辛坊治郎気になった記事。大阪・よみうりテレビ出身のキャスター辛坊治郎氏のコラムである。
最近話題になった、上野動物園のパンダ出産(その後死亡)と、俳優地井武男氏の番組「ちい散歩」のことを取り上げている。

東京初は日本初?パンダ騒動で感じた地方への無関心:辛坊治郎のこれでいいんかい!?:コラム:スポーツ報知大阪版

和歌山のアドベンチャーワールドでは、既に12頭のパンダが生まれていて、そのうちの多くが自然妊娠です。

つまり日本初じゃなくて、単に東京初というだけなんですが、どうも関東に住む人たちは、東京初なら日本初だろうという思い込みがあるようなんですね。(…)

関西の多くの人にとっては「『ちい散歩』って何?」って感じでしょう。だってこの番組、基本的に関東ローカルですからね。それなのに「東京で有名な番組は、全国でも当然有名なはずだ」という前提で話をするのは、傲慢だと思うんです。

よく感じることである。

ただ、一般的に「関東に住む人は…」と言い切ってしまうのにはためらいがある。一般人が、というより、東京発のメディア(特にテレビ)が、地方に関心がないだけなのだ。

以前、首都圏に大雨が降った時があった。といっても、昨日の九州大雨のような大災害ではない。土砂降りのゲリラ豪雨が続いたというだけで死者も出ていなかったのだが、それを昼の全国放送の情報番組で各局軒並みに長時間取り扱ったものだ。

関西はかんかん照りだったので、私はTwitterで「首都圏大雨などというローカルニュースを全国放送するな!」とツイートしたら、関東圏に住む人々からも賛同のリプライを多数いただいた。

全国放送のテレビで、東京近辺の飲食店などは当たり前に取り上げられているが、東京に住んでいるテレビマンたちはそれが当たり前に思っているのだろう。たぶん、関西の店などが番組に取り上げられていたら「俺たち、行けねえじゃねえか」とつぶやくのだろう。

いまの日本は中央集権の国である。だから全国放送するメディアの中心は東京に集まっている。いきおいメディアの視点は東京にしかない。

地方分権、地方主権の時代などという言葉が踊っているが、メディアこそ地方発信にならないと日本は変わらない。
キー局は東京にはひとつあれば十分だ。

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