コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

自分史ビデオの値段

2012/07/11

気になった記事。

猿岩石をスターにした日テレ「T部長」 まるで勝手が違う系列会社の社長に就任(週刊実話) - livedoor ニュース

 そんな土屋氏が責任者になり、7月にスタートさせるのが『ライフビデオ(株)』である。「あなたの人生をビデオにする」をコンセプトに、顧客の写真や映像をベースにして局のアーカイブ映像やインタビューをおりまぜ“ライフビデオ”を制作するというもの。成功者が出す自叙伝のビデオ版というところだ。
そのお値段だが、もっとも廉価なのが「親孝行パック」で45万円(税抜き)。80枚以内の写真と6分程度のインタビューなどをもとに計12分ほどで構成される。

あえて言うならば、自叙伝ビデオというのはたいして新しい分野ではない。
そういえば昔の友人がそんなことをやっていた。あらためてWebサイトを探してみると、更新が止まっていたから、たぶん成功はしていない。もっとも彼がやっていたのは、主に結婚式で上映するビデオだというから、同じとはいえないか。

記事では「最も安いとされる12分ビデオの制作費が45万円は高過ぎないか。テレビ局はほとんど投資するものがないので、原価はゼロに等しいからだ」と書かれているが、私は反対だと思う。

たしかに、写真構成と6分程度のインタビューだけで構成するなら45万円はぼったくりかもしれない。だが「親孝行パック」というから、これは両親の金婚式とか喜寿の祝いなどに子どもがプレゼントすることを狙ったもので、主力商品ではないはずだ。

おそらく成功者が自分の生涯をアピールするために作るビデオは、数百万単位の予算だろうし、これにはドラマ風再現とか、時代を表現するニュース映像とかがふんだんに取り入れられるはず。好きだった女優とか歌手とかとの対談とかね。そこでは日テレブランドを十分に生かすのではないか?

ライフビデオ(株)で検索してみても引っかからないから、この会社じたいまだ立ち上がってないのかもしれないが、ひとつには民放テレビ局じたいがこういう子会社を作って稼がないといけないほどの窮地に立っているということでもある。

追記) 土屋氏自身のツイートにより、ライフビデオ社のサイトが紹介されていた。LIFE VIDEO.jp

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