映画・DVD評(邦画)

「きょうのできごと」をみた

2011/01/04

映画にくらべて、われわれの日常はなんとドラマチックではないことか。
まあ、日常があまりにもドラマチックだったら、疲れきってしまうだろう。

そのような日常を映画に描いて、しかもおもしろく見せるというのは至難のわざなんだなあ、と思う。映画というのは、ある意味ファンタスティックでないと、なかなか乗ってみることができないのだと思う。

監督:行定勲

Story
妻夫木聡、田中麗奈を始め、若手注目俳優が多数出演した、行定勲監督による青春ドラマ。友人の引っ越し祝いに集まった若者たちが一夜の間に遭遇する出来事を通して、何気ない日常の尊さを暖かな視点で映し出す。...(詳細こちら

「北の零年」や「春の雪」の行定勲監督作品。

京都のある町屋に集まった若者たちの一夜。
警察に追われて脱出しようとしてビルの間に挟まった男の救出劇。
とある浜に打ち上げられたクジラとその周りに集まった人々。
この三つの事象を、淡々とした表現で描く。

「何がおもしろいん?」と自問自答してしまうような、アンチドラマチックな展開。
もし無名の役者が演じていれば、本当の市井の人々と勘違いしそうな行動と言葉。

好みもあるだろうが、私にはもうちょっとドラマチックなほうが楽しい
ドラマチックとは、決して宇宙人が来襲するとか、スパイが街中で銃撃戦をやるとか、という意味ではない。

起承転結というか。いくつかの出来事がつらなって、ひとつの方向を向いて進行するというか。つまりはそういうこと。

日常は決してそういうふうには起こらないことも、よくわかっていることで。だから、映画って非日常だと思うわけだ。

あえて言えば、DVDで家で見ているのが悪いのかもしれないな。

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