テレビ番組評

「古畑任三郎ファイナル~フェアな殺人者」をみた

2011/01/04

遅ればせながら、HDDレコーダーに録画した「古畑任三郎ファイナル~フェアな殺人者」をみた。

マリナーズのイチロー選手が出演している話題作だが、古畑ものとしては、ストーリー的には並以下だろうか。

イチローをフェアプレーな殺人者として位置づけるために、ストーリー的には無理をしている。

そもそも、イチローが被害者であるゆすり屋を殺害しなければならない理由がよくわからない。

驚いたことにイチローの兄であることが判明した向島元巡査が、暴力団との関係を弱みとして握られ、ゆすりにかけられていたという。
しかし、向島はすでに退職してホテルの警備員になっている。今さら警察官時代の暴力団との関係を暴かれても被害は少ないはずだ。
何より、ゆすり屋の要求は一千万程度であり、イチローの年俸なら簡単に払えるにちがいない。また、ゆすり屋は国外逃亡を予定しており、延々とゆすり続けられる恐れも少ない。

イチローの演技は、たしかに野球選手としてみればうまい。
これは台詞回しなどが自然であるということだ。本人役なのだから役作りはしていないわけで、即役者でもやれるじゃないかということではないのだが。

デイリースポーツonlineの記事にいう

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(31)がドラマ初出演した4日放送のフジテレビ・関西系ドラマ「古畑任三郎ファイナル フェアな殺人者」の平均視聴率が27%を記録したことが5日、分かった。同シリーズ歴代6位の好記録で打撃同様にハイアベレージをたたき出した。打席での冷静な“読み”を思わせる名演技が高視聴率を生んだようで、イチローが役者としても超一流であることを証明した。

というのはちょっと言い過ぎだということだ。
中日スポーツの記事によると、

 もともとイチローが熱心な古畑ファンだったことから、フジ側の「ダメもと」の依頼があれよあれよという間に実現。当初、「ハチロー」という役名が考えられていたが、イチロー自身の希望でイチロー本人を演じる異色の設定になった。撮影ではNGもなく、せりふを完ぺきに覚えて撮影に入り、田村に「役者のかがみ!!」と言わしめた。初ドラマとは思えない堂々とした演技ぶりに、この日、番組ホームページには視聴者から「ただただ脱帽」「野球にしろドラマにしろ完ぺきで、さすがイチロー選手」など絶賛の声が続々と寄せられた。

とベタほめ記事が多いが、まあご祝儀記事だと思う。

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