映像文化を語ってみる

BBCが歴史的映像を無償公開(ただし英国内のみ)

2011/01/04

イギリスBBCが新しい試みをはじめたようだ。

CNET JAPANの記事によると、

 BBCが、この50年間に起きた、時代を象徴するようなニュースの映像をサイト上で公開した。ユーザーは、これらをダウンロードして編集することができる。

 公開されたニュースクリップは約80件。このなかには、ベルリンの壁が崩壊したときの様子や、北京の天安門広場で民衆がバリケードを作り、軍隊を入れないようにしていた姿のほか、1966年のワールドカップで優勝を飾った英国チームの舞台裏の映像などが含まれている。

 これらのニュースクリップには、「Creative Archive Licence」が適用されている。

 同ライセンスの下、英国内のユーザーは非営利目的であれば、ニュースクリップを閲覧したり、ダウンロードしたり、編集したりすることが可能である。

さっそくニュースアーカイブのページに行ってみた。

たしかに、さまざまな歴史的映像がリストアップされている。
映像は、Windows Media、QuickTime、MPEG1の三形式でダウンロードできるようだ。たとえばベルリンの壁崩壊のクリップは、2分間でファイルサイズは11MB~19MBとなっている。

残念ながら、ダウンロードしようとしてみると「あなたは英国外にいると考えられます」と表示が出て、できなかった。
上記の記事にも書いてあるように、このサービスは英国内に限定されるようだ。仕方がない。BBCは英国民の受信料によって運営されているので、国外のユーザーにサービスを提供するいわれはないのだろう。

それにしても英国内の映像クリエーターは恵まれている。非営利というくくりはあるが、こうした普通では入手もできないような映像を自由に使うことができるのだから。

日本だと、NHKのニュース映像などはNHKサービスが扱っており、有料でレンタルすることが可能だ。結構高い。
NHKも、BBCの試みを見習ってみたらどうだろうか。
こうした歴史的な事実を映像によって再構成しようと考える国内の映像コンテンツクリエーターにとって、大変な助けになることは間違いない。

そろそろ、コンテンツクリエイターへの公共的なサポートのしくみを国をあげて考えるべき時期だと、私は思うのだが。

-映像文化を語ってみる
-