コンテンツ評論 映画・DVD評(洋画)

「バトルシップ」をみた

2012/05/02

梅田に出たついでに、何か映画をみたいと思ったら「毎月1日は映画の日」というのか、1000円の割引料金だった。ラッキー。
だが、TOHOシネマズ梅田のシアター6というやたら狭い劇場で、しかもGWのせいか最前列しか空いておらず、斜めに見上げる姿勢でずっと見ていたので、首が疲れたのなんの。

公式サイト

侵略テーマSFであるが、SF的な意味での新しさは何もない。
ストーリーの焦点は、とうてい倒せそうにない敵をいかにして倒すか、というところにある。

その敵は、海面をカエル跳びするというとんでもない宇宙戦艦(?)だ。
しかし、 乗っているのは、アイアンマンみたいなバトルスーツを着た亜ヒューマノイド型の宇宙人。
格好をみただけで「これは倒せないことはないな」と思ってしまう。実際、その後けっこう人間がこの宇宙人を倒してしまう。
その点、「エイリアン」は名作だったなぁ。人間に寄生する宇宙生物なんて、どうやったら倒せるのか、と途方にくれてしまうもんね。

浅野忠信が海上自衛隊の艦長役で、副主人公格をつとめる。
主人公であるアメリカ海軍士官に指揮権を譲られるかたちで、米駆逐艦の指揮をとるシーンがあるのだが、いくら日米同盟ったって、米艦の指揮しちゃまずいでしょ。

この艦長ナガタが津波観測ブイの情報を使って、相手艦の位置をさぐる方法を提案するのだ。なんでそんなに米側の情報よく知ってるの?
このシーンなんか、うまくすれば詰め将棋的な面白さを作れると思うのだが、いまいち生かされてなかったという気がするね。

何よりも、その後駆逐艦が撃破され万策つきたかと思いきや、主人公が「まだ一隻残っている」と言い出す。
これが記念艦として港に係留しっぱなしのUSSミズーリで、しかも記念式典のために集まっていた米海軍OBがそれを操作して宇宙人の主力戦艦を倒すというのだから、感涙むせぶものがある。

日本でいえばこれは、戦艦大和が沈まなかったとして、それを担ぎ出すというようなものなんだぜ。
しかし、いくらなんでもこんな古い艦が、燃料も武器も積んだままで戦闘可能状態で保存されているというのは、無理があるんじゃなかろうか。

宇宙人の戦艦をはじめとするメカの感触は思いっきりトランスフォーマーしている。
トランスフォーマーはもともと日本のアニメをアメリカでアレンジしたわけだが、その影響はCGメカのコンセプトを根底から変えてしまったかもしれないね。
間接的に、日本のアニメがハリウッドを変えていることになるんだろうな。

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