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もはや機材じゃない

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iPhoneだけで作られたテレビ番組!? 鹿児島放送の挑戦とは(日刊SPA!) - livedoor ニュース

 KKB鹿児島放送で、iPhoneで撮影した番組が放送され話題となっている。iPhoneで撮影されたのは、同局で毎週金曜日深夜24時20分から放送中の情報バラエティ番組「Kingspe(キンスペ)」4月20日放送回。「実験!iPhoneで番組ができるか?」と題し、iPhone4Sで撮影した霧島市国分のグルメリポートの映像がおよそ19分間、30分の番組中2回に分けて放映された。

この話はDAVICS2で聞いていたんだけども、あらためて感慨深いものがある。

担当ディレクター氏いわく

「放送用のハイビジョンカメラに比べると当然画質は落ちますが、静止画や動きの少ない映像であれば、十分放送に耐えうるクオリティで撮影できます。(…)

専用のカメラよりも緊張感が少ないのか、出演者やレストランの方もリラックスした自然な表情で映っていますね。また、大きいカメラが入ると他のお客様の迷惑になるから、という理由で普段は取材が難しいお店にも、iPhoneで撮影することでOKを貰えたのも良かったです。予算もテープ代程度ですが、少し安くあがりました」

iPhoneだけではない。
今2~3万で売られている家庭用ビデオカメラでも、おそらく放送に耐えうる画質の映像が収録できるし、一眼デジカメはもちろん、コンパクトデジカメの動画機能でもそれは同じ事だ。

「じゃあ、もう映像のプロは必要ないんだ」と思われた方、ちょっと待って欲しい。

プロ用の機材を使わなくても、番組はできる。だが、それは扱う側がプロの技能を持っていた場合だ。
いや、凡百のプロではだめかもしれない。
本当にすぐれたプロなら、こうした安い機材を使っても鑑賞に耐えうる映像作品を作れる、と考えて欲しい。

上記の鹿児島放送の番組であっても、ふだんから番組製作に携わっているプロだからこそ、iPhoneを使っても問題なく放送できる映像を作ることができたのだ。

このことは、テレビ制作業界においても勘違いしている人がいる。

もはやプロ用の機材でないとプロの仕事が出来ないという時代じゃない。
だが、携わる人がプロでないと、何を使ってもプロの仕事にならないという事実は変わらない。

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