映画・DVD評(洋画)

「フォーガットン」をみた

2011/01/04

あなたが確かな事実として覚えているはずの、愛する家族の記憶を、周囲の人やものがすべて否定したとしたら…。

確かに存在したはずの息子や娘が、そもそもこの世にいなかったものとされて、あなたの前からすべての痕跡が消え去ったら…。

それでも、あなた自身は間違いなくその子が存在したことを覚えている。

Story
『愛がこわれるとき』のジョセフ・ルーベン監督が、ジュリアン・ムーアらハリウッドを代表する演技派俳優陣を迎えたサスペンススリラー。愛する息子を失ったテリーは、写真やビデオテープから息子の姿が消えてしまう...(詳細こちら


序盤の雰囲気はサスペンス・スリラー風な出だしである。

主人公テリーは1年ほど前に飛行機事故で愛する9歳の息子サムを失って悲嘆にくれる母親。彼女は、夫や精神分析医に「サムはもともと存在しなかった」と言われてしまう。その言葉どおり、サムの写真やビデオなど、思い出の品がすべて消えてしまった。

家を飛び出したテリーは、サムの女友達の父親アッシュに出会う。彼は、娘の存在を忘れていたが、テリーの言葉で思い出す。テリーとアッシュは、子どもたちが消えた謎を追いはじめる…。

途中でNSA(国家安全保障局)がからんでくるあたりは、国家的な陰謀を感じさせる。ところが「NSAに人間の記憶を消したりすることができるはずがない」というあたりで、話がSFっぽい方向に向かいはじめる

このあたりで「アレアレ」と思い出す。

どうも、宇宙人なのか神なのか、正体はわからないが超人間的な連中がからんでいるようなのだ。
その連中の得意技というのは、いきなり竜巻のように人間や家を空中に吸い上げてしまうことで…。

いい雰囲気ではじまったんだが、残念! という感じだった。
まだ国家陰謀もののほうが納得できたのに。
空中吸い上げシーンは、唐突なためか、むしろ失笑もので。

空中に吸い上げられたままで終わったNSAエージェントや刑事はどうなったんだろう。

最終的には「母は強し」という感じで終わるんだが、超人間的連中の意図がもひとつよくわからない。
「実験だ」という言葉だけが宙に浮いていた。

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